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ホトケノザの花言葉は「調和」「輝く心」。素敵ですよね!
あの紫色の小さなお花はとても可愛らしいく、小さい頃に摘んで密を吸ったことのある方もいるのではないでしょうか?摘んだことはないけれど、春の七草でお粥にして食べたことはあるという方もいることでしょう。
でも、この“紫の小さなお花のホトケノザ”と“七草で食べるホトケノザ”同じホトケノザではないことをご存知ですか?そして、ホトケノザには毒があるという情報を耳にしました。
この2つのホトケノザの違いは何なのでしょうか?そして、どちらのホトケノザに毒があるというのでしょうか?早速、調べてみましたのでご紹介します。
2種類のホトケノザ。
ホトケノザと呼ばれる植物には2種類あります。それぞれの別名や特徴をみてみましょう。
紫の小さなお花のホトケノザ
- 別名:サンガイグサ(三階草)茎が段々につくことから由来
- 和名:仏の座(ホトケノザ)茎を取り囲むようにつく葉を仏さまの蓮華座に見立てたことから由来
- 分類:シソ科 オドリコソウ属
- 開花時期:3~6月
- 花の色:赤、紫色
- 稀に白い花のサンガイグサもみられることがある
七草で食べるホトケノザ
- 標準和名:コオニタビラコ(小鬼田平子)
- 流通名としてホトケノザと呼ばれる:葉のつき方が仏様の円座に似ていることから由来
- 分類:キク科 ヤブタビラコ属
- 開花時期:3~5月
- 花の色:黄色
検索をしていると【ホトケノザ(サンガイグサ)】と【コオニタビラコ(ホトケノザ)】で表示の仕方を分けていて、【ホトケノザ=サンガイグサ】としているところが多かった印象です。
でも、必ず最後のほうにコオニタビラコも登場していました。お花の色は違いますが、どちらも葉の形や葉のつき方が仏様の座りものに似ているところからホトケノザと名付けられたようですね。
どちらが先にホトケノザと呼ばれるようになったのか知りたかったのですが、分布からしかヒントを得られませんでした。サンガイグサは、原産がユーラシア大陸・アフリカ大陸。コオニタビラコは、原産が日本・中国・東南アジア・インドでした。サンガイグサの方が本家のような気がしますが…ん~どちらが先だったのでしょう??みなさんはどちらだと思いますか?
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毒の噂があるサンガイグサ
この毒の噂があるのはサンガイグサのほうのホトケノザです。「よかった~!お粥にして食べてなかった~。」ちょっと一安心ですね。
でも、子どもの頃に密を吸っていたんだけど…という方もいるかと思います。私がそうです!小学校の帰り道に見つけては喜んでチュッチュと…。残念ながら味は覚えていないのですが、もう一度吸ってみたら思い出しそうな気がします。
本当に毒があるのでしょうか?ここからは、サンガイグサ=ホトケノザと呼んで説明します。
ホトケノザにはイリドイド配糖体という仲間が含まれていて、ある種の薬効があるようです。この化合物は、他のいろいろな植物にも含まれていて、少量の摂取であれば毒ということはないようです。(多量に摂取すれば毒かもしれませんが…)
現在は分かりませんが、外国では過去にホトケノザの若い葉は茹でたり、サラダの香草として食用にされたりしていたようです。中国では宝蓋草とよばれ、薬草として使っていたということも分かりました。どうやら、大量に食べなければ大丈夫ということのようです。
病院で処方される薬も、容量用法を守らなければ体に毒ですから同じようなことが言えるのかもしれませんね。私も、大量に密を吸っていなかったから無事だったということでしょう。
でもやっぱり、七草粥ではサンガイグサではなくコオニタビラコの方のホトケノザを食べたいですよね!!
コオニタビラコは、今まで通りお粥に入れて美味しくいただくことにしましょう。
サンガイグサも、毒がそれほど気にならないということがわかりましたので、お子さんと笛にして遊んでみてはいかがでしょうか。(花をひとつとり、がくをはずしてラッパ状のところを少しつぶして吹きます。)
押し花なども良いですね。紫色の素敵なお花ですから色水にできたらよいのですが、なかなか色が出にくいようです。
※コオニタビラコ・サンガイグサ・その他の草花も、近年道端に咲いているものは除草剤がまかれていたり、動物のフンがついていたりすることがありますので注意して触れましょう。
まとめ
いかがでしたか。“ホトケノザ 甘い蜜には 毒がある”(少量でも毒)という展開にならなくてホットしたのは私だけではないはず…。
2つのホトケノザの違いがわかりましたので、七草粥を食べる時にはご家族に雑学として紹介してはいかがでしょうか。お子さんがいらっしゃる方は、サンガイグサの毒(大量でなければOK!)について教えてあげると、私たちのように後々“え?毒の密吸っていたよ~!どうしよう。”ということにならずに済むかもしれませんね。
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