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最近の日本は異常気象で、普段は暖かい地域でも、雪が降ることが増えましたね。
子供達にはうれしい雪でも、大人にはちょっと・・・なことも。車の運転もそのうちのひとつですよね。この冬、初めて雪道に挑戦!というドライバーの方もいるのではないでしょうか?
雪国で冬に自動車学校に通っていた私でも、雪の中の運転は避けたいものです。それでも、仕事や子供の送迎など、どうしても運転しなければいけない時がありますよね。
事故にあわないためにも、どんなことに気を付ければいいか、雪道での運転のポイントをまとめてみました。
目次
あらかじめ準備しておきたいもの。
雪が降れば当然、自動車にも道路にも雪が積もりますね。普段とは違う環境、状態ですので、当然それに見合った道具などが必要になってきます。いくつかあげてみましょう。
1.街中など、比較的道路が整備されているところの場合
- アイススクレーパー(できれば刷毛付きのも)
- スコップ
- ブースターケーブル
- 毛布
- タイヤチェーン(ノーマルタイヤの時)
アイスクレーパーは凍ってしまったフロントガラスの氷や霜を取り除くのに必要です。雪国ドライバーの方々には必須アイテムですよね。刷毛が反対側についているのがほとんどなので、それで自動車の上や周りの雪をはらうという仕組みです。
スコップは駐車場での雪を片付ける際に必要です。雪が邪魔で、車が入れられない!とならないよう、積んでおいた方が無難です。また、スリップした際にも雪を片付けるのに必要となる場合もあります。積んでおくのに場所をとるというデメリットもありますが、今は小さいサイズ、携帯用も売っているので、一つは用意しておきたいですね。
冬は車内を温める為に、暖房をMAXにして使いませんか?ワイパーも動かすので、思っているよりバッテリーが消耗しています。念のためにもブースターケーブルも用意しておきましょう。
意外に思うかもしれませんが、毛布は1枚積んでおいた方がいいです。もちろん車内での防寒用にもなりますが、スリップして動けなくなった時に活躍してくれます。スリップしたタイヤの前に毛布を敷き、アクセルを踏んだり、離したりして脱出しやすくなります。
毛布がなければ、段ボールやフロアマット、バスタオルなどでも代用できますが、一枚用意しておくと安心ですね。
タイヤチェーンですが、雪国出身の私的には、「冬になったらスタットレスタイヤに履き替える」が当然だと思っていました。でも雪の降らない地域ではわざわざ高いスタットレスタイヤを購入して履き替えは必要ないんですよね。
ですが、この冬のように、普段必要なくても積雪があった!というとき、やはりノーマルタイヤだけでは危険です。スタットレスタイヤほどの効果はなくても、ノーマルタイヤにチェーンを装着するようにしましょう。
2.スキー場に向かうとき、山道を走るとき場合
上記1.の道具にプラスして準備した方が良いものをあげてみましょう。
- タイヤチェーン
- けん引ロープ
- ジャッキ
街中でもノーマルタイヤならチェーンを、と紹介しましたが、山道はさらに危険です。スタットレスタイヤを装着してある自動車で走行するのは絶対ですね。
高速道路を走行中、「チェーン規制」という表示を見たこと、ありませんか?基本的にはスタッドレスタイヤを装着していれば問題ないのですが、山道などではタイヤチェーン装着していないと走行禁止の時もあります。念のため積んでおいた方がよいでしょう。
けん引ロープは自力で脱出できないときに必要となるかもしれません。できれば使用したくないものですが、もしも時、必要になるかもしれません。
今はタイヤがパンクした時の為に補修材などの修理キットを積んでいることが多いですが、スペアタイヤの場合、タイヤがあってもジャッキがなければどうしようもありません。
スペアタイヤの方は、ジャッキを必ず積んでおきましょう。
雪道走行時の注意
通常の運転の時も、急発進、急ブレーキは危険ですよね。雪道で同じことをしたら当然さらに危険です。急発進ではタイヤが空回りし、スリップ状態になり、急ブレーキではスピンしてしまう可能性があります。どちらも車間距離をいつも以上に取り、アクセル、ブレーキはゆっくりと踏むように心がけてください。
急ハンドルも危険です。アイスバーン(凍った道路)では、必ずと言っていいほどスピンします。とにかく、“急”な運転はしないことが大前提ですよ。
わだち(車の通ったあとにできるあと)のある道路の運転も注意が必要です。雪が凍る前の状態なら、わだちを利用して運転するのも安定して走れていいと思うのですが・・・アイスバーン(凍った状態)の時は危険です。わだちの溝が深く、さらに滑りやすい状態になります。まっすぐ直進する分にはいいのですが、交差点で曲がりたいのに、わだちにはまってしまいハンドルがうまく切れない、なんてこともあります。道路状況を見て、どの部分を走行するか判断してくださいね。
雪国の方はご存知かと思いますが、道路の脇に定間隔で、高めのポールが何本も設置されています。これはたくさん雪が積もり、どこまでが道路かをわかりやすくする目印なのです。慣れていない人は、一面真っ白な道を走っていると、雪の反射もあり、どこまでが道路なのか分かりにくいために、脇に転落、雪の壁に激突、なんてことになるかもしれませんので、目印をしっかり確認しておきましょう。
もっと安全に運転するために、あらかじめ凍りやすい場所を頭にいれておくといいですよ。交差点、橋の上、トンネルの出入り口などは凍りやすく、滑りやすくなっていますので、十分注意が必要ですね。
まとめ
基本的なポイントをいくつかあげてみましたが、どうでしたか?雪道ではとにかく何でも“ゆっくり”、“早めに”が基本となってきます。
出発時間はいつもより早めに、焦らず、しっかり車間距離をあけ、安全運手に心がけましょう。
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