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「風邪じゃないのに、せきや鼻水が止まらない…」なんていう経験、ありませんか?
それ、寒暖差アレルギーという症状かもしれませんよ。
屋内から屋外へ移動するときなど、7度以上の急激な温度差が起きたとき、せきや鼻水、じんましんなどの症状が表れることがあります。この現象を寒暖差アレルギーといいます。
自律神経の乱れによって起こるものなので、風邪と違って薬で治療されるような類のものではありません。
では、何をすれば治療できるのでしょうか?また、せき、鼻水、じんましんと、対処方法はどんな風に異なるのでしょうか?
そんなわけで今回は、症状別の寒暖差アレルギー治療方法についてまとめました。
自宅でできる治療方法は「寒暖差アレルギーの咳は風邪と紛らわしい?判別方法と咳の対処方法」を参照ください。
目次
寒暖差アレルギーの症状別治療方法
寒暖差アレルギーと一口で言っても、症状は様々。それぞれ治療方法が異なるので、順に見ていきましょう。
せき
出先でせき込むと相手側にも迷惑をかけてしまいますし、自身の居心地も悪く感じますよね。対処法は以下。
- のどを乾燥させない
- 水分をしっかりと摂る
すぐにできる対策としては、のど飴をなめたりマスクを着けたりなどがあります。
また、水分を摂ること自体は大切なのですが、あまり冷たいものは避けるようにしましょう。可能であれば白湯、それが無理ならせめて常温水にしておきましょう。
とにかく湿度を保つことが大切です。簡易的なもので良いので、加湿器を用意することをおすすめします。
鼻炎・鼻水
鼻水が止まらないと仕事にも集中できず、困りますよね。仕事中に鼻をかみ続けるのも限界がありますし、なるべくスッと治してしまいたい症状です。
- 屋内・屋外へ出入りするタイミングで体温を調節する
- 簡易加湿器を利用し、湿度を確保
基本的にはせきのときと同じく白湯だったりマスクだったりでの対応がおすすめですが、それ以外に上記のものがあります。
屋内・屋外の出入りを少し遅らせて、その場に留まって身体を冷やしたり運動して体温を高めたりしてから出入りするだけで、かなり鼻水を抑えられるようになります。体温を上げるか下げるかは、そのときのあなたの体温次第ですね。
出入りのタイミング調整は本当に効果が高いですよ。私も職場への出入り前には、ちょっと立ち止まって体温を調整するようクセ付けています。
じんましん
電車内などでかゆくなると、本当に嫌な気分になりますよね。寒暖差によって起こるじんましんは、以下で対処していきましょう。
- 肌を乾燥させない
- 深呼吸やストレッチをする
とにかく肌を乾燥させないことが重要です。お風呂上がりにボディクリームを塗ったり、朝はハンドクリームをしっかりと塗り込んでおくだけでも十分効果的。
それでもじんましんが出てきたら、血流を良くするために深呼吸やストレッチなどをするようにしましょう。
また、電車などでかゆくなるときは「着いて早々に乗る」場合が多いです。あえて1本逃したり、途中で一回降りても余裕で間に合うくらいの時間に余裕のある行動を心がけるようにすれば、じんましんが発生しにくくなります。
寒暖差アレルギーの治療方法まとめ
それぞれの症状によって治療方法は多少異なりますが、基本的には以下の5つが全てに当てはまる治療方法です。
- 肌・のどを乾燥させない
- 水分を摂る
- 筋肉をつけて自律神経を整える
- 生活のリズムを一定にする
- 屋内外の温度変化に耐えられるよう着脱が楽な服を着る
乾燥と水分については上述済みなので、3〜5について少し見ていきましょう。
筋肉をつける
自律神経とは、簡単に言ってしまえば「代謝」のことです。血流だったり排泄だったりと、身体の巡りを良くすることが自律神経を整えることにつながります。
筋トレやウォーキング、ランニングなどの適度な運動をすることが、寒暖差アレルギーを予防する手段の一つだったりするのです。
生活リズムを一定にする
不規則な生活は、ダイレクトに身体に響きます。
規則正しい生活を送るようにすると、身体のリズムが一定になり、身体の巡りのバランスも保たれるようになってくるもの。
特に入眠・起床時間を一定にすることが効果的なので、この2つの時間はある程度固定するように気を付けて生活していくと良いでしょう。
着脱が楽な服を着る
屋内外の体温調節は、着脱が簡単なカーディガンやパーカーなどの衣服で調節するのがベター。
室内だったらひざ掛けや冬用スリッパなどでの対策もでき、寒暖差アレルギーをかなりの確率で防ぐことができます。
他に、充電式のカイロや指なし手袋などもおすすめ。
おわりに
寒暖差アレルギーには、決まった治療法はありません。ですが、症状に合わせた対処をするだけで、大分楽になるものです。
毎年温度差が激しい時期に体調を崩すようであれば、運動をしたり生活リズムを一定に保つようにしたりして、自律神経を整えるようにしましょう。
また、寒暖差アレルギーが原因でのどが乾燥すると、それが原因で風邪につながるケースも十分考えられます。そうならないようにするために、早め早めの対処を心がけてくださいね。
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