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今の寒い時期、家から出るときや帰宅したときなどのタイミングで急に身体にかゆみを感じる!なんてことが多いですよね。


実はそれ、寒暖差アレルギーといいます。名称の通り、寒暖差が激しいときに起こる症状なんです。


私なんかは外出していて、どこかのデパートなんかに入ったときに手の甲がかゆくなる…なんてことがありました。室外から室内へ入ることで起きる温度差に肌が敏感になって起こる症状が寒暖差アレルギー。


毎日のように掻いてると肌も荒れてきますし、「もしかして病気なのかも?」と不安になってしまいますよね。


そんなわけで今回は、寒暖差アレルギーによって起こるかゆみや湿疹への対策についてまとめてみました。同じ症状に悩まされている方も多いかと存じますので、ぜひ参考にしてみてください。


寒暖差アレルギーとは?

まずは「そもそも寒暖差アレルギーとは?」というところから。


寒暖差アレルギーは、正式には「血管運動性鼻炎」といいます。単純にいえば、「屋内と屋外とで起こる温度差に身体が対処しきれずに起こる不調」のことですね。この不調は基本的にかゆみや湿疹、鼻水などによって表れます。


また、身体の代謝を司る「自律神経」が乱れることで発生する症状で、実はアレルギーというわけではありません。


今の時期は、寒い室外から室温が高い屋内に入ることで出る「温熱じんましん」への対策が必要とされます。


寒暖差アレルギーになる原因はなに?

寒暖差アレルギーは温度差による自律神経の乱れです。“7度以上の温度差”があったときに、その症状が表れるとされています。


冬で考えると、室内温度は20度前後に対し、室外温度は5度前後などの温度差は日常茶飯事ですよね。「毎日のように7度以上の差があるし、対策なんてできないじゃん!」と思われるかもしれませんが、服を着たり自律神経を整えたりと、寒暖差アレルギーへの対策は意外とたくさんあります。


以下より、詳しくその対策方法を見ていきましょう。


寒暖差アレルギーを抑える対策

あなたにとって、すぐに対処できるものから順に始めていきましょう。また、「なぜそうしたら改善されるのか」を意識しながら取り組むと、効果も現れやすいですよ。


すぐに羽織れる服を用意する

温度差によってかゆみや湿疹がでてくるのだから、服を着脱することで温度差の調節をすれば寒暖差アレルギーを多少防ぐことができます。


カシミア素材のセーターや綿素材のインナーなど、肌に優しいものを選ぶのがポイント。ウール素材は暖かいですが、肌がチクチクすると結局かゆみにつながり、意味がないですからね。




筋トレをする

筋肉がある人は、そうでない人と比べて基礎体温が高めなんですね。体内で熱を生み出す働きを持つため、急な寒さにも対応してくれるのです。


筋肉量をつけるためには、筋トレをするのが一番です。自宅でも腕立てや背筋、腹筋くらいはできますしね。マッチョになる必要もなく、程良く筋肉がつくくらいで十分なので、敷居もそこまで高くはありません。


気を付けておきたいのは、寒いときにやって一気に体温を上げてしまうと、かゆみを引き起こす可能性があることです。お風呂上がりのタイミングで筋トレやストレッチをするなど、体温が高めのときに筋トレを心がけるようにしましょう。


白湯を飲む

白湯は「沸騰させたお湯を40〜50度程度まで冷ましたもの」のことを指します。デトックスにも効果的なので、健康にも良くておすすめです。すぐにでも始められるのもポイント。


一気に飲むのではなく、少しずつ長い時間かけて飲むのが白湯の正しい飲み方です。忙しい朝には不向きなので、夜仕事から帰宅してから飲むと良いでしょう。


一緒におろし生姜やはちみつなどを加えて飲むのも効果的です。


38〜40度の湯船に浸かる

ぬるめのお湯に浸かることで、リラックス効果が得られます。自律神経を整えることができ、身体が温まることで代謝も良くなります。


なぜぬるめのお湯にするかというと、長風呂をすることを前提としているからです。しっかりとお湯に浸かることで、身体の芯まで温めると、お風呂上がりにかゆみを感じることがグッと少なくなります。


私も昔はシャワー派だったのですが、これを知ってからは15分近くお湯に浸かるようにしています。寒暖差アレルギーへの対策としても効果的ですが、良く眠れるようになったり肌の調子が良くなったりと、副次的な効果も期待できますよ。


身体を温める野菜を食べる

土に埋めるタイプの野菜が身体を温める野菜と覚えておきましょう。玉ねぎや人参、かぼちゃなどですね。


ネギや生姜、にんにくなどの薬味も、身体を温めるのに良い食材です。あとは単純に辛いものも効果的。


食材も、身体の内部から温めるものなので、基礎体温の上昇に有効です。


おわりに

寒暖差アレルギーを抑えるためには、体温の調整が非常に重要になってきます。


身体の外部は衣服の着脱で対応するくらいしか方法はありませんが、肝心なのは体内温度です。筋トレや白湯、食事などで体内の温度を高めることができるので、これらを上手く活用して、かゆみや湿疹などが発生しないようにしていきましょう。


すぐに効果が表れるものではありませんが、徐々に体質改善されていき、寒暖差アレルギーの症状が抑えられてくるはずです。1ヶ月以上やってみても、まだかゆみや湿疹、鼻水が止まらないようであれば、別の病気・アレルギーにかかっている可能性があります。その場合は病院へ行き、診断してもらうことをおすすめします。

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