鼻うがいで風邪やインフルエンザを予防!正しいやり方で手軽に挑戦!

冬になると毎年必ず風邪の症状に悩まされるという人も多いのではないでしょうか。一度風邪をひいてしまうとなかなか治らず、仕事や生活に支障が出てしまうのは必至のため、風邪をひかないようにすることがとても大切です。

外から帰ったら手洗いうがいをするのはもちろん、風邪予防のために今年は鼻うがいを取り入れてみてはいかがでしょうか？

1 鼻うがいは風邪予防になるの？
2 鼻うがいの正しいやり方は？
3 鼻うがいは痛くない？ポイントを抑えてやれば超快適！
4 鼻うがいは風邪予防以外にも効果があった！
5 まとめ

鼻うがいは風邪予防になるの？

鼻うがいとは、鼻に水を通して鼻の中を洗浄することを指します。

私たちは息を吸うことで、同時にウイルスや花粉などの空気中の飛散物まで一緒に吸い込んでいます。でも空気と一緒に吸いこんだ飛散物は、そのまま体内に入るわけではなく、鼻毛という名のフィルターや鼻の中の粘膜によって侵入を遮られます。ということは、鼻の中で食い止められているウイルスを体内に入れることなく体の外に出すことができれば、それだけで風邪の予防ができてしまうのです。

ちなみに通常のうがいだけでは、鼻の粘膜や喉の奥の方に付着したウイルスまでは完全に取り除くことができません。風邪予防できちんとうがいをしていたのに風邪をひいてしまうことがあるのは、うがいだけではウイルスを除去できるのに限界があるからです。

鼻うがいの正しいやり方は？

鼻うがいのやり方はいくつかありますが、ここでは鼻に水を入れて口から出す方法を紹介します。

大前提として、鼻うがいは水道水ではなく食塩水を使用します。用意するものは、水と食塩です。

1ℓの水に対して9ｇの食塩を入れて食塩水を作ります。ちょっと多いと思う場合には、水と食塩の量を調整して0.9%の濃度になるように食塩水を作ればOKです。人間の体液と同じ塩分濃度の食塩水を作ることが重要なポイントです。

鼻うがいのやり方ですが、多くのサイトやブログには洗面器に食塩水を入れて鼻で吸いこむというやり方がほとんどです。私も鼻うがいをやっているから分かるんですが、洗面器に張った食塩水を吸いこむのって最初はなかなかハードルが高いんですよね。

なので私のおすすめは、100均などでスポイトもしくはドレッシング用の先が細くなった容器に食塩水を入れて鼻うがいをする方法です。片方の鼻の穴に食塩水を入れて、口から吐き出します。片方ずつ3回くらい繰り返すといいですね。

ウイルスを体内に入れないようにするために、必ず最後にガラガラうがいをするのをお忘れなく。

鼻うがいは痛くない？ポイントを抑えてやれば超快適！

本来鼻は水を吸うように作られていないので、水を通してうがいをするなんてどう想像しても痛いに決まっていますよね。誤ってプールの水が鼻の中に入って吸ってしまったときの、ツーンとした痛さを経験したことがあるという人も多いはずです。

なぜ鼻の中に水が入るとツーンとするのかというと、体液とプールの水の浸透圧が異なるからです。でも先ほどのやり方でも書いた通り、体液と同じ浸透圧にした食塩水で鼻うがいをすれば痛みを感じることはありません。

また注意点としては、鼻うがいを終えた直後には多少食塩水が残っていて不快に感じる場合がありますが、絶対に鼻をかまないようにしましょう。鼻をかむことで、耳のほうへ食塩水が流れ込み中耳炎になったり副鼻腔炎を引き起こすリスクが高まります。風邪予防にと始めた鼻うがいで他の病気を引き起こしてしまっては目も当てられませんよね。

そして1日に行う鼻うがいの回数についても注意が必要です。絶対に風邪をひきたくないからといって、1日に何度も鼻うがいをやりたくなる気持ちは分かりますが、1日2回までとし、多くても1日3回までにしておきましょう。

本来鼻は水を通すようにできていないので、1日に何度も鼻うがいをするとフィルターの役割である鼻毛や鼻の粘膜に負担をかけてしまう恐れがあります。鼻うがいのやりすぎで免疫力が低下してしまったら、逆に風邪をひいてしまうリスクが高くなるので本末転倒です。

いくつかの注意点を守れば、風邪予防だけでなく何だか気分までリフレッシュすることができ、1日を快適に過ごすことができるのが鼻うがいのメリットなのです。