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もうずぐ卒業シーズンですね。卒業式の時に付ける「コサージュ」。いつもとちょっと違うものを、手作りしてみませんか?今回は「ブートニア」の作り方を紹介したいと思います。

「ブートニア」って?




学生の方にはあまり聞きなれない言葉かもしれません。ご結婚なさっている方は聞いたことがある!知っている!という方、多いと思います。

ブートニアとは、結婚式の時に新郎の胸元についている「花」のコサージュのことです。結婚式で「花」と言えば、まず思い出すのは「ブーケ」ですよね。もともと、「ブーケ」、「ブートニア」にはこんな意味があるんです。

今は、プロポーズの時に「指輪」を渡しますよね。中世ヨーロッパではまず男性が「花束」を準備し、「結婚してください」と女性に渡していました。女性は「OK」と返事をする際に、その「花束」から一輪の花を抜き取り、男性の襟元に挿した、ということに由来しています。素敵な話ですよね。

現在でも「ブーケ」と「ブートニア」の花は同じものを使うことが多いですよね。こんな由来があったから、なんですね。

「ブートニア」を手作りしてみましょう。


もともとは結婚式に使用される「ブートニア」ですが、最近は卒業式などの「コサージュ」として、胸元に飾る方も増えてきています。みんなとちょっと違うものがいい!という方におススメです。さらに手作りしてしまえば、他の人と同じものになってしまった・・・・という失敗も防げますよ。

準備するもの


  • 生花、または造花(あまり大きくない花、好きなものを数本)
  • ワイヤー(軟らかめのもの)
  • ペンチ
  • フローラテープ
  • 木工用ボンド
  • アイスピックや千枚通しのような穴をあけるもの
  • リボン
     

作り方


  1. 選んだ花の茎を少しだけ残し、切り落とします。
  2. 残した茎の部分に、穴をあけます。
  3. ワイヤーを12~18cmぐらいにカットしたものを数本用意します。お好みですが、大体長さを揃えておきましょう。
  4. ワイヤーを通し、ちょうど半分のところで折り曲げます。花から2本の足が生えているような状態になりますね。この2本のワイヤーを束ね、フローラテープでクルクルクルっと巻きます。
  5. 小さい花を選んだなら、数本同じものを作ります。少し大きめの時は1本でもOKです。
  6. 次に葉の部分を用意します。

    葉にもワイヤーを付けられそうなら花と同じ要領でできますが、ワイヤーを通した部分が、葉の裏側に隠れるようにしなければいけないので、初心者の方にはちょっと難しいかもしれません。難しそうなときは、葉の部分をそのまま使いましょう。茎を6cm~7cm位残しカットします。(花とのバランスをみて調節してください)または見栄えのする細長い葉など、そのまま加えられるようなものを別に選ぶといいですね。
  7. ワイヤーを付けた花と、[6]の葉をバランスよく組み合わせ、フローラテープで茎をクルクルクルっと巻きつけます。
  8. リボンを用意し、[7]のテープで巻きつけた部分に巻いていきます。このとき、リボンがずれてこない様、木工用ボンドを少量つけながら巻いていきましょう。
  9. バランスを整えて完成!!

材料は、手芸ショップでほとんど揃います。生花だととても素敵ですが、長持ちしないというデメリットがあります。ですが、今は造花でも生花に見えるぐらい素敵なものも売られていますよね。造花の方が扱いやすく、最初からワイヤー付きのものもあります。

もっとお安く作りたい!!という方は100円ショップで揃えてみましょう。多少造花の質が落ちますが、種類もたくさんありますので、自分に合ったものを選べると思いますよ。それに、初めからワイヤーの入ったものなんかもありますので、作る工程がより簡単になるかもしれませんね。

木工用ボンド、ワイヤー、ペンチも100円ショップで売っていますが、フローラテープはないですよね・・・。強度が落ちますが、マスキングテープを使うといいかもしれません。もともとワイヤーのついた小さめの造花をまとめる程度なら大丈夫だと思います。

強度が心配な時は布製のテープ(テーピング用など)も使えそうですが、巻いた時の茎が太くなり、色も合わないことがあります。最終的にリボンなどで隠れる部分に使うには良さそうです。強度的にはナイロンテープがいいのですが、べたつきが出てきてしまいます。これらのことを踏まえ、心配な方は、テープだけは手芸ショップで探してみてくださいね。

まとめ


いかがですか?意外と簡単に出来ると思いませんか?慣れてしまえば15分程度で完成します。リボンの部分を麻の紐など、ほかのものに変えるとまた雰囲気もかわりますよ。それに、茎の部分のワイヤーをちょっと長めに作り、ヘアクリップに巻き付けて固定すれば、ヘアアクセサリーにもなります。簡単に応用できますよ。

もともとは結婚式の時に使う「ブートニア」ですが、アレンジ次第で「コサージュ」としていろいろな場面でも使えます。卒業の時に、お友達とお揃いのものを一緒に作り、当日胸につけるというのも、いい記念になりますよね。また、小さめに作り、プレゼントの飾りとして付けても素敵だと思います。

ちょっとした工夫で、活用できるので、ぜひみなさん手作りしてみてくださいね。

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