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毎年、1月の中頃からインフルエンザ流行のニュースが聞こえてきます。


熱がでたりすると風邪なのかインフルエンザなのか悩むところです。ただの風邪ごときで医療機関を受診してインフルエンザにかかるのも心配だし・・・


そこで今回はインフルエンザの検査についてご紹介します。


インフルエンザと風邪との違い

インフルエンザなのか風邪なのか。素人ではなかなか判断ができないところです。ここでインフルエンザと風邪の特徴の違いを確認しておきましょう。


風邪

1年を通じて発症しています。夏風邪などよく耳にしますね。のどの痛みや咳、鼻水から始まって熱が出たり、食欲不振や胃腸の機能低下などの症状があります。


風邪の主な原因となるのがウィルスでアデノウィルスやコクサッキーウィルスなど聞いたことがあるような名前のウィルスが原因となっているようです。


インフルエンザ

主に冬の寒い時期に大流行しています。急な高熱や全身の倦怠感が大きな特徴です。背中や関節が痛くなった経験のある方も多いのではないでしょうか。原因となるのはインフルエンザウィルスです。インフルエンザウィルスは感染力が非常に高い為、毎年流行します。




実際にこれだけの情報で、風邪なのかインフルエンザなのかを見極めるのは厳しいですね。疑わしい時は必ず医療機関の受診をするのが大切です。


インフルエンザの検査の大切さ

風邪とインフルエンザの場合に処方される薬は全く違うものです。インフルエンザはかなり高熱が出る場合があるので体力を消耗しやすく重症化しやすい、別の病気をもっている人は合併症の危険も高まります。


また高熱を下げようと安易に解熱剤を使用するとインフルエンザ脳症などのリスクを高めてしまうので、安易に自己判断をするのは心配です。インフルエンザにかかった場合はすこしでも早くインフルエンザウィルスの増殖を抑えることと、症状を少しでも緩和させるためにも薬が重要になります。


インフルエンザ検査を受けるタイミング

急な高熱に「インフルエンザかも!?」とあわてて医療機関を受診して陰性の結果になった経験をもつ方は多いのではないでしょうか。私の場合も子どもが前日は陰性だったのに、まだ熱が下がらないからと翌日再検査したら陽性が出たという経験を何度もしています。


実はインフルエンザは発熱してから12時間経過しないと検査結果として出ないらしいのです。というのもインフルエンザウィルスは体内に入ると急激にその数を増すのですが、体内に入ってあまり時間が経過していないとその数も少ない為、検査結果として出にくいという理由があるからです。12時間程度時間が経過すると検査結果として確認できる程度にインフルエンザウィルスが増殖しているということなんですね。


ただ、確実にインフルエンザの疑いがある場合は陰性の結果が出たとしてもインフルエンザの薬を処方してくれるケースもあるようです。


また、インフルエンザの薬は発症から48時間以内に使用することで効果を発揮するので、うまく服用すると気になる高熱の期間も短縮されます。何故48時間かというと、48時間経過でインフルエンザウィルスはほぼ最大限に増殖し、その後は少しずつ減少していきます。インフルエンザの薬はウィルスの増殖を防ぐ効果があるものなので最大限に増殖してしまった後に服用してもあまり意味がないということなんです。


あまり慌てて検査をしても、あまりのんびりと様子をみていても効果的な治療には結びつかないということです。高熱が出て発症したら12時間経過後から48時間以内に医療機関を受診するという目安を頭に入れておくと対応しやすいですね。


インフルエンザ検査はどんな検査

インフルエンザの検査といえば「迅速診断法」という方法が主流です。この方法は迅速抗原検出キットというものを使って行います。この検査でインフルエンザのA型かB方かの判定までできるんです。


ただこの検査では検体を取るために綿棒のようなものを鼻の奥まで入れられます。その恐ろしさというか、不快感というかは大人でも気の進まない検査です。ましてや小さなお子さんなどは「阿鼻叫喚とはこのことか!!」といった状況になっている場面に遭遇することもあります。


何故こんなにつらい方法で検体をとる必要があるのかというと、インフルエンザウィルスが一番検出されやすい、言い換えれば一番付着している部分が鼻の奥なんです。


だから、鼻をかんだもので検査をしてもらうといった対処法もあるようですが、残念ながらこの方法では鼻水の粘液に薄められてしまい、正確な結果は得られにくいようです。


ただの風邪と油断しないでインフルエンザの検査を受けましょう

インフルエンザといっても所詮は風邪、なんて侮っていてはいけません。感染力が高く、高熱によって重症化するケースがあり、また安易な薬剤の使用は思わぬ後遺症の危険があります。


正しいタイミングで医療機関を受診することで、比較的軽い状態で回復に向かうことができます。


普段から食生活や睡眠、マスクや手洗いなどの予防がとても大切ですが、かかってしまった場合には正しい知識を持って適切に医療機関に受診して軽いうちに乗り切ってしまいましょう。

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