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まだまだ、吹く風も冷たく凍えるような日もありながら節分も終わり暦のうえでは春になりましたね。
今年の豆まきは近隣に配慮しながらも家に福がたくさん来るように家の中には多めに節分豆を投げました。外には控えめにまいてすずめ達のごはんになればいいな、という気持ちでした(笑)
節分も終わり立春をむかえましたが、そもそも立春とは何かご存じでしょうか。今年の立春は2月4日でしたね。この4日は「春をむかえた1日目」という考え方になります。ただ、この4日というのは固定されているもではなく年によっては3日なったりすることもあるのです。
少し難しい考え方になりますが、日本には1年を24つに季節を分けるという二四節季という考え方があります。そして、この1節季目が立春にあたるのです。ただ、この節季は太陽の角度によって決まっているのです。
そして、この太陽の角度が315度になった時が立春となり、それがだいたい2月4日に当てはまるため立春は4日になることが多いという考え方です。なので太陽の角度によって立春の日が前後することがあるということなのですね。
また、立春は「日」ではなく「期間」ということをご存知ですか?立春は「節分の翌日から雨水までの期間」のことをさすのです。その雨水は2月19日からはじまるので具体的な立春の期間としては2月4日から2月18日までのことを言うのです。
新しい春を迎えるということで少し晴れやかな、うきうきとした気分になりますよね。そんな立春に是非知っていてもらいたい日本らしい食べ物を紹介していきたいと思います。
目次
知っておきたい食材
立春朝絞り
これは、節分の日から立春の日まで夜通しもろみを絞り続けて、新しい春生まれたばかりの新しいお酒を飲もうというものです。なんだか、これを知っただけでも立春が大切にされていることがわかりますね。
また、酒蔵の方々はきっとこの時期大忙しなのでしょう。しかし、その労力をかける価値があるほどの大切なイベントのひとつなのですね。
立春生菓子
立春の日に作ってその日に食べるのがこの立春生菓子になります。例えば、さくら餅やうぐいす餅などが上がります。さくら餅などは色も鮮やかで可愛らしく、視覚から春の訪れを感じられますよね。
立春大福
「立春大吉」という言葉を目にしたことはありますか?これは、禅宗のほうで行われることがおおいそうですが、「立春大吉」と紙に書くことで厄除けができるというものです。
この立春大吉という文字、表から見ても裏から見ても同じに見えるのです。なので、鬼が「ここの家には寄ったかな?どうかな?」と惑わせ厄除けをするという意味があるそうです。
そして、そこから生まれたのが立春大福だそうです。昔の人々の考えることは頓智が効いていながら厄除けになっていて面白いですよね。
立春大吉餅
季節ならではの豆を使ったお持ちのようです。この季節の豆というのは黒大豆と大豆が代表になっています。
立春大吉豆腐
節分で豆をまき、立春に清めた豆腐を食べるという考え方なようです。そして、この白い豆腐は邪気を払うという縁起物だそうです。
普段から食べることの多いお豆腐ですが、このような意味が込められていると思うと、お豆腐の味噌汁でさえ優しい気持ちになれますね。
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立春に食べたい食べ物
1つ目は「豆」ですね。節分でも豆を使用しましたが、食物繊維や必須アミノ酸、ビタミンなどが豊富に含まれており、大豆イソフラボンで美肌効果を狙っていきたいですね。
2つ目は「サザエ」や「イワナ」です。この頃のサザエは産卵期になることから1番美味しい時期になってきます。また、栄養分もタウリンやビタミン、アミノ酸に加えて鉄分やコラーゲンなども含まれているので、栄養満点で疲労回復、元気になれるような食材ですね。
イワナはこの時期から釣ることのできる「イトウ」と並んだ淡水の幻の魚ですね。わたしもイワナはサザエと並んで大好物です。このイワナの卵は透き通る黄色をしており、「黄金のいくら」と呼ばれるよう縁起の良い食べ物とされています。
ただ、幻の魚とも呼ばれているのでなかなか天然ものに巡り合うのは難しいですよね。だからこそ、より縁起がいいように思えますね。
3つ目は梅干しです。この時期になるとちらほらと梅の花が咲き始めますよね。コンビニやスーパーなどでも梅味の商品も増えてきますよね。梅をみながら梅を食べることで、これから少しずつ紫外線の刺激が強くなる季節にむけて抗酸化作用の力を借りて備えていきたいですね。
まとめ
今回、立春の食事について調べましたが、調べれば調べるほど日本人は春を迎えることを大切にし、新しい季節への希望と期待を込めていたことがわかりましたね。
また、その時期にその食材を食べる意味が、縁起のいい意味をもつことだけでなく旬であるということが嬉しいですよね。
美味しい時に美味しいものを食べられる幸せは何とも言えません。雨水までの期間、新しい季節の訪れをこの食材たちとともに過ごせたら素敵ですね。
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