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感染力が強く、発症すると急な高熱や全身の倦怠感、痛みに襲われるインフルエンザですが、自宅でゆっくりと休んでいても、熱が上がると今度は汗もでて、体が気持ち悪くも感じてきますよね。
インフルエンザにかかったとき、お風呂はどうしたらいいのでしょうか?いつから入れるのでしょうか?お風呂のお湯からインフルエンザが感染してしまうこともあるのでしょうか?
インフルエンザの発症時は本当につらいですよね。
症状が強く出ている時はお風呂やシャワーを浴びたいなんて少しも思わないでしょう。ですが、少し体調も落ち着いて来る頃や、まだ外出許可がでない時期、薬を服用している時、まだ熱が下がりきっていない時に、ふと体調のことより体の不快感のことが気になってくると思います。
そこでインフルエンザになった場合のお風呂の対処法をお伝えしましょう。
インフルエンザはどうやって移るの?
そもそもインフルエンザはどういう状態で感染するのでしょうか?
インフルエンザの感染ルートは大きく分けて二通りです。
ウイルスを含んだくしゃみやつばが空気中を舞って、健康な人が吸い込んでしまうことによる「飛沫感染」と、ウイルスを含む粘液などがついた手でものや手すりに触って、そこに健康な人が触り、その手で目や口などの粘膜に触ることで粘膜経由で感染する「接触感染」があります。
インフルエンザウイルスは空気中において、乾燥している空気間では活動が活発になりますが、湿気の高いところでは長く生きられないと言われています。
余談ですが、マスクをすることは外からのウイルスが進入するのを防ぐことはもちろん、マスク内の湿度を保ってくれるため、インフルエンザ予防には効果が高い予防法になるのです。また、自分がインフルエンザになって、それが人に移る可能性がある時期は、症状によってもことなりますが、大体1週間程度と言われています。
「え?!熱がさがったら大丈夫じゃないの?」って思いますよね?
違います。
もちろん高熱がでてつらい症状が出ている間はウイルスが活発であるため感染力は強いのですが、インフルエンザが発症するまでの間、いわゆる潜伏期間であっても、人に移る可能性があるのです。もちろん抗インフルエンザ薬を飲んで熱が下がったとしても予後2~3日はまだウイルスが体内に残っているため、人に移る可能性があるのです。
インフルエンザが大流行してしまうのは、そういった潜伏期間からの感染があるためともいわれているのです。
・・・そう考えると一週間もお風呂がまんしないとダメなの??
いえ、そうではありません。
人に移る移らないの話であれば、なるべく人に移らないように行動したいところですが、家庭のある人ではそうはいきませんよね。
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ではお風呂に入れるのはいつから?
そもそもなぜお風呂に入ることを神経質に考えがちなのか・・・汗で気持ちが悪いからお風呂に入りたいという気持ちもそうなのですが、やはりお風呂は裸になるため、移るかどうかとてもナーバスに感じるからですよね。マスクも服も守るものがないですからね。
家族で生活する人にとっては「インフルエンザとお風呂」は死活問題ですよね。
お風呂に入ってもいいという明確な判断基準というものは決まってはいませんが、熱がさがり、体力が回復した時期から入るよう推奨しています。
熱があって体がとてもだるい、つらい時期というのは、前にも述べたようにウイルスが一番強く力がある時期のため、人への感染も強いです。また、体がだるいときにお風呂に入ることで、病に勝つための体力がさらに低下してしまい症状が悪化する恐れもあります。ですから、まずは熱が下がって食欲も回復し、ある程度体が動ける状態になるころが、入浴する目安になります。
お風呂の入る時期は家族間では注意が必要。
一人暮らしであれば、周りを気にすることなく、自分の体力しだいで判断すればいいことなのですが、家族で生活している人にとってはやっぱり絶対に家族間で広めたくないですから、お風呂に関しても注意が必要です。
先に伝えた潜伏期間のことを考えると、熱が下がって体力が回復したとしてもウイルスに感染することがあります。
お風呂場というのは湿度も高く、お湯の温度で大体は感染力をなくしてしまうと言われています。ですから、お風呂のお湯で感染することはほとんどないと言われています。
ですが、浴室内で感染者のくしゃみが壁に付着したり、鼻水が床についたまま入るということで感染することは充分可能性があります。
もちろん、空気感染や接触感染をしますから、脱衣所でも同じことが考えられますよね。
ですから大人の場合はなるべく一番最後にお風呂に入るよう家族のために注意が必要です。また感染者がお風呂に入った場合、家族のことを考え、シャワーで浴室内にお湯をかけてから出るように心がけたいですね。
また、ウイルスが付着しているタオルからも感染しますので、同じものを使わないようにしましょう。洗濯に関してはタオルであれば基本的に一緒に洗ってもいいようです(吐いたものなど汚物が付着している場合などは別途漂白などが必要です)。
お風呂に入った後は体が冷えないように、頭を乾かし、暖かい布団で休むこと!ここでぶり返してしまってはもとも子もないですからね。
まだ小さなお子様だったり、家族の介助がないと入れない場合は、無理に入浴させなくても温タオルで体をふいてあげるだけでさっぱりします。湿らせたタオルをレンジでチンするだけでできますので、お手軽ですよ。
お風呂の中はある程度湿度があるため、マスクはしなくても大丈夫かと思いますが、気になる方はマスクをしてお子様のお風呂に入る介助をしてあげてもいいかもしれませんね。
最後に
お風呂に入るとほんとうに気持ちがよくなりますよね!数日ぶりにはいるとなおさらで、すごくさっぱりすると思います。
お風呂に入れるようになると、体もきれいになりますし、すっきりしたことで気持ちも前向きになりますよね。
絶対にお風呂はダメ!というわけではないので体調をみて、また、その家庭の状況も踏まえた上で判断していただければと思います。
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