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3月を迎えると、季節的にも春めいてきますよね。この時期になると、鳥の「ツツピー ツツピー」という鳴き声が聞こえてくるご家庭もあるかと思います。


その鳴き声をした鳥が、通称:春を告げる鳥「シジュウカラ」なのです。


春は、季節としてはバードウォッチングのシーズンではありません。ですが、この時期だからこそ見られる「シジュウカラ」をウォッチするのも良さそうです。野鳥の中でも人慣れしやすい鳥なので、愛着も湧きやすいですしね。


今回は、シジュウカラの基本的な情報と、その生まれ〜巣立ちまでについてまとめてみました。


シジュウカラとは

シジュウカラの見た目の特徴は、大きく2つあります。


  1. 白いほっぺ
  2. お腹から尻尾にかけて、黒いネクタイのような模様

このネクタイ模様が太い方がオスとなっています。


全長は15cmほどで、体重14g程度の小さな可愛らしい鳥です。関東より北側に生息しているようで、西日本ではあまり見かけません。


シジュウカラの数が、「都市の生態系がちゃんと成り立っているか」の指標となっているため、生息地によっては非常に重宝される鳥なんですね。


人の用意した巣箱でも巣を作るため、シジュウカラの繁殖〜巣立ちまでの観察はしやすいんだとか。自分が用意したお家を使って新たな生命が芽吹くことを考えると、ちょっと嬉しいですね。


高い知性を持つシジュウカラ

シジュウカラは非常に賢い鳥のようで、鳴き声の単語を組み合わせて文章にして伝達する能力があるとのこと。


確かに動画などを観ていても、普段は「ツツピー ツツピー」と鳴くのですが、他にも「ツピー ツピー」と甲高い鳴き声を上げたり「チーチーチー」や「ピィーツツ」など、鳴き方の種類が豊富なのが伺えます。


シジュウカラの巣立ち時期

「春を告げる鳥」ということで、シジュウカラの繁殖期は主に3月下旬から4月上旬とされています。大体それくらいの時期になったら、子育てのために鳴く機会が増えるということですね。


生まれてから巣立ちを迎えるまでの流れとしては以下。


  • 巣作り
  • 産卵
  • 抱卵(ほうらん)
  • 孵化
  • 巣立ち

一つずつ詳しく紹介していきます。


巣作り

巣作りは、3月下旬辺りから始まります。早くて1日、長くて2週間ほどかけて巣作りをしていくようです。この早さは時期によるもので、シーズンの後半であればあるほど巣作りも急ぎ足になります。


人の用意した巣箱でも巣作りをしますが、基本的には木の穴を巣にする場合が多いようです。


ベースとしてコケを敷き、その上に卵を乗せる場所として動物の毛を敷き詰めたら完成。4月〜5月の期間、巣の中にいるため、そこまで温かい環境にする必要もないんですね。


産卵・抱卵・孵化

4月中頃になると、8個前後の卵を産みます。1日に1つのペースで産むんだとか。


卵は100円玉を一回り小さくしたようなサイズで、ちょこんとしたもの。


抱卵は「卵を暖めること」を指すのですが、すべての卵が産まれてから暖め始めるようです。これは孵化日を揃えるためなんですね。


抱卵からおよそ2週間で孵化します。この時点で5月前後ということになります。


巣立ち

孵化してからは、両親が代わる代わる餌を持ってきて成長させ、およそ20日程度で巣立ちを迎えます。


食べる餌は青虫、ひまわりの種などで、雑食です。餌付けすることも可能なようですが、間違っても人間用の加工食品は与えないように注意しましょう。


産まれてからたった20日ほどで成鳥と同じような姿になり、巣から飛び立ちますとにかく早い。


独り立ちまではもう少しかかり、しばらくは親子で飛行の練習をしたり餌を自分で採れるようにしたりと、訓練期間が2週間〜1ヶ月ほどあるそう。


ということで、巣立ちするのは大体5月の中頃、独り立ちまでは6月〜7月ということになりますね。気温によってはこれより早くもなりますし、巣作りのタイミングが遅ければその分遅くもなります。


おわりに

見た目も小さくて可愛いし、人懐っこい部類に入るシジュウカラ。


あなたの家でも巣箱を用意しておくと、彼らをより身近で観察でき、その鳴き声から春の訪れを感じ取れるようになるかもしれませんね。

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