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インフルエンザによる症状は、どれもつらいものがありますよね。特に今回は頭痛を取り挙げて見たいと思います。
ところで、インフルエンザと風邪の違いって何でしょうか?ふと思う素朴な疑問です。こうしたインフルエンザと風邪の基礎知識からインフルエンザの頭痛症状に関してまで、わかりやすくご紹介してまいります。
目次
インフルエンザと風邪の違い
そもそもインフルエンザと風邪の違いとは何でしょうか。
インフルエンザは、インフルエンザウィルスによる感染症のことです。風邪だからと勘違いして段々ひどい症状になってから、これはインフルエンザだったということも少なくありません。その時には感染が広がってしまっていて、インフルエンザの大流行へと繋がってしまうのです。なので、しっかりとインフルエンザと風邪の違いを見極める必要があります。中々難しいことではありますが。
インフルエンザの潜伏期間は、大体2日くらいが多く、長かったとしても1週間以内には症状が現れます。そして、完治するまで長くかかります。最も違うのは熱ですね。インフルエンザでは38度以上の高熱となることが多いです。
では、風邪はどうかと言いますと、インフルエンザ以外のウィルスや細菌が原因で起こります。大体2~3日で治ることが多く、熱も37~38度くらいの微熱です。インフルエンザの場合は、インフルエンザウィルスという特定されたウィルスの感染症であるということを頭に入れて置いて下さいね。
インフルエンザにおいての頭痛症状
インフルエンザの症状とすると、先ほども書きましたように高熱が続くということですよね。それによって関節痛や筋肉痛、頭痛、全身倦怠感などが起こります。この高熱になるのもインフルエンザは、風邪よりも急に高熱になることが多いですし、それに伴っての頭痛はまた、風邪の時よりも強い痛みとなって現れます。
何故、痛みの強い頭痛が起こるのでしょうか。先ず、インフルエンザウィルスが体内に入って来たことを知らせるために、プロスタグランジンという物質が大量に分泌されます。ウィルスが増えることを抑える働きのあるプロスタグランジンですが、血流促進や血管拡張などの働きで発熱を促します。その時に痛みを起こす作用が伴うために、激しい痛みとなる訳です。
頭の痛みが脈打つようにズキズキするというのは、こうした血管拡張などの作用によってなんだということがお分かり頂けたことでしょう。人間の体は本当に良く出来ているので、症状に出るというのは、常に体内では悪い菌と闘っているという証拠なんですね。
熱が下がった後の頭痛症状
仮に熱が下がったとしても、何故か頭痛だけが残ることを経験された方はいませんか?熱が下がっても、インフルエンザウィルスがまだ体内にある間は、頭痛が続いてしまうのです。この頭痛症状がインフルエンザを長引かせる原因ともなっています。
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1週間以上続く頭痛症状
では、1週間経ってもまだ治らない頭痛症状がある場合、他の病気も疑う必要があります。それは、インフルエンザによって体力低下、免疫力低下で、細菌が髄膜に入りやすくなって髄膜炎を引き起こすことがあります。重症化すると厄介な病気ですから、病院できちんと診断を受けましょう。
また、肩こり頭痛というのも考えられます。インフルエンザの間は頭痛もひどく、体全体がだるい、きつい、しんどいですから、動くことがままなりません。そうすると横になった状態が続くという、同じ姿勢のままとなって血流が留まったりして、肩こりになりやすくそれに伴っての頭痛症状が出てきます。
インフルエンザによる頭痛症状の対処法
インフルエンザによるつらい頭痛症状を緩和するにはどのような対処法があるのでしょうか。詳しく見てまいります。
痛みの患部を冷やす
先ず挙げられるのは、冷やすことです。それは炎症によって頭痛となっているので、痛いところを直接冷やすことで、血管の拡張を抑えてくれます。それに伴って頭の痛みも和らいでくるという対処法です。手間もかからず簡単に出来ますね。ご家庭の冷凍庫の中に必ずと言って良いほど、保冷剤ってありますよね。保冷剤をタオルで巻いて患部に当てましょう。
首・肩を温める
冷やすの次が温める!?と思われるでしょうが、冷やして頭痛が緩和されなかった場合はということです。筋肉の収縮で固くなって、首肩の凝りからの頭痛となっている可能性があります。なのでその時は、首や肩を温めた方が頭痛を和らげるには効果的な対処法となります。
薬による効果
市販の解熱鎮痛剤で良いんじゃないのと思われる方もあるかも知れませんが、自己判断は危険ですよ。確かに頭痛の症状は緩和されるかも知れませんが、副作用があることも事実です。なので、やっぱり確実に治すには、早目に病院を受診して、検査をしてもらいましょう。
病院にて処方される薬とすれば、抗インフルエンザ薬があります。体内のインフルエンザウィルスの増殖を抑えてくれます。抗インフルエンザ薬は痛みに直接効くものではありません。なので、その際に病院にて解熱鎮痛剤も併せて処方されることが多いようです。ここがポイント!市販の解熱鎮痛剤ですと成分の安全性はわかりませんので、頭痛がひどいという時は、診断の時に医師に伝えて頭痛を和らげる薬を処方してもらいましょう。
終わりに
頭痛が少々残っていても、熱は下がったのだからと自分で決めつけないで、つらい症状が長く続いたヘトヘトの体は、時間をかけてゆっくりと治していきましょう。頭痛から始まる病気も数多くありますから、どうしても頭痛が気になるとか、いつもと違うと感じたら、病院にてきちんと受診しましょうね。
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