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ひな祭りには定番となっているご飯のメニューといえば「ちらし寿司」が代表的ですね。このちらし寿司はどうしてひな祭りには欠かせないものなのでしょうか。


もはやひな祭りの定番となっているちらし寿司の由来と、簡単で美味しいひな祭りご飯をご紹介していきます。




「ひな祭りといえばちらし寿司」はどうしてなのか

そもそもひな祭りとは平安時代から広まり始めた五節句のひとつで、季節の変わり目に健康と長寿を願って厄除けをしていたのがはじまりです。

五節句

  • 1月7日の七草がゆ
  • 3月3日の桃の節句
  • 5月5日の端午の節句
  • 7月7日の七夕
  • 9月9日の重陽の節句

時代が変わり人型の人形に邪気をのせて厄を流し去る流しびなが行われるようになり、さらに江戸時代には人形を流すのではなく家の中に飾る風習へと変化してきました。


この頃あたりからひな祭りに出されるようになったのが「なれ寿司」なんです。なれ寿司というのは魚を乳酸発酵させて作ったもので、色的にはあんまり華やかさがありません。それで少しずつ手が加わりちらし寿司のようないろいろな具材を使った華やかな色合いのちらし寿司へと変化していったのです。


女の子の祝いの席を華やかにしたいと願うアイデアの積み重ねといったところでしょうか。


ちらし寿司を作ってみたいけれど、何を用意したら良いのか

最近では働いているお母さんも多くて、お手製のちらし寿司をというとなかなか敷居が高いと思われるかもしれませんね。

でも、市販の材料を上手に利用して簡単に作ることができるんですよ。


一番お手軽は混ぜるだけのちらし寿司のもと。具材には、人参、れんこん、干ぴょう、たけのこ、しいたけが入っています。また同封されている「混ぜ込み梅ごま」というものを使用するとちらし寿司の酢飯がほんのりもも色になるという商品もあり、パーティーにもぴったりです。


スーパーのお魚コーナーで売っている手巻き寿司のセットなどを具材に追加すると、食べやすいサイズにカットしてあり種類も豊富で豪華な仕上がりになりますよ。


酢飯から挑戦してみるなら、まずは炊飯器でご飯を炊くときに昆布を入れて炊いてみませんか。仕上がりが少し違ってきますよ。炊きあがったご飯に市販の酢飯の素を使用しても十分美味しいです。


また、酢飯の酢も自前でというならいつもの酢・砂糖・塩にレモン汁を少し絞って入れると爽やかな酸味で違った風味が楽しめます。


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子供が喜ぶアレンジ寿司で楽しい食卓

簡単!!おすすめは「てまり寿司」です。ラップの上にネタを置いて酢飯をのせて丸めるだけ。蒸しエビ、お刺身、アボガド、生ハムなどお好みのネタでつくったら、見た目がとても豪華になりますよ。


小さな子どもが喜ぶこと間違いなしは、手作りお内裏様とお雛様です。身体は小さな三角おにぎりで作って、薄焼き卵やデンプなどで着物を着せましょう。顔はウズラたまごが簡単そうですね。目などは黒ゴマを使うと便利ですよ。キャラ弁を作る要領で楽しく作れそうです。


いろどり鮮やかないなりずしも良いですね。甘辛く煮たあげ(あげは冷凍保存できるのでたくさん煮ておくと便利ですよ)に、白い酢飯でなくて、カラフルな具材が入った酢飯を入れてちょっと特別ないなりずしに仕上げましょう。あまったらお弁当にも使えるので便利です。


小さく丸く握った酢飯を二つ、あげの中に入れるとお内裏様とお雛様のよう。早速顔を付けてデコってみましょう。


一緒にテーブルに用意したい旬の食材

桃の節句といわれるくらいで、季節の変わり目の行事なのでその時期の旬のものはぜひ取り入れたいものです。


旬を迎えるハマグリのお吸い物は縁起も良いので是非用意したいですね。でもハマグリって値段がとても高いんです。そもそもひなまつりにハマグリが使われるのは、対になった貝殻しかぴったりと合わさらないことから一生涯一人の人に添い遂げる夫婦の円満を願うことが由来となっているんです。だから・・・アサリでも十分ですよ。ハマグリがお値打ちに手に入らない時は旬のあさりをたっぷりと使ってお吸い物にしても美味しいですよ。


また、このころはブロッコリーや菜の花、きぬさやが旬を迎え美味しさを増します。テーブルにグリーンがあると春らしさもひとしお。さっとゆでて素材の味を楽しみましょう。


魚介類では鰆やタイが旬を迎えます。塩焼きでさっぱりといただくのがお勧めです。また青柳(貝)も出回ります。分葱と一緒にぬた(味噌和え)にすると口取りにお勧めの一品になります。


作り方を簡単にご紹介しますね。白みそに砂糖・酢・すりごま(お好みで和辛子少々)を混ぜて酢味噌を作ります。分葱も軽く茹でて食べやすい大きさに切ります。青柳は茹でたものが売っているので、そのまま使います。すべて一緒に和えたら完成です。


今年もひな祭りのメニューでお祝いしましょう

季節の食事は子ども達にもとても大切なことですが、作る人にとってもとても優しい気持ちになれる時間だと思うんです。


簡単な方法でさっと仕上げても十分。ひな祭りなどで行事食が一品でもテーブルにあると楽しい食事に会話も盛り上がりますよ。

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