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今年は酉年ですね。今回は冬の鳥にまつわるテーマでお届けします。冬の鳥の中でとっても可愛いシジュウカラをピックアップ!
皆さまご存知でしょうか?名前は聞いたことがあるけど、どんな鳥だっけ!?という方も多いのではないでしょうか。それでは早速、シジュウカラの生態や鳴き声にはどんな意味があるのかなどをご紹介します。
目次
シジュウカラはどんな鳥?
シジュウカラという名前はよく聞きますよね。漢字では四十雀と書きます。分類はスズメ目シジュウカラ科となります。漢字の中に雀が入っているのでわかりやすいですね。
生息地は日本各地、場所も市街地から庭、公園、湿原などさまざまな場所で可愛い姿を観ることが出来ます。いち早く春を告げる鳥として、実は人のそばで暮らしているんですよ。
その形態は、大きなスズメをイメージされると分かりやすいかも知れません。体長は14.5cm、体重は14gくらいとなっています。シジュウカラの特徴と言いますと、お腹が真っ白でそのセンターラインが黒いというところです。これによって見分けがつきやすいようです。頭が黒く、頬の部分は真っ白です。背中や翼はグレーと黒。少し青みかかっています。
ちなみに雄と雌の区別も付きやすいとのこと。それは先ほどのお腹の黒い線が雄の方が太いからです。周りの庭や公園に行かれた時に、気をつけて鳥の観察をしてみませんか?シジュウカラをご自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
シジュウカラの渡り区分は?
鳥類には渡り区分というものがあります。その種類は、夏鳥、冬鳥、留鳥、漂鳥、旅鳥の5つです。鳥類豆知識としてそれぞれを簡単に説明します。
夏鳥
春から夏にかけて南方より渡来して、日本で子育てをします。秋からは日本を離れ違う場所で冬を越す渡り鳥です。(ツバメ類など)
冬鳥
秋から冬にかけて渡来し、日本で子育てしながら冬を越します。春には日本を離れる渡り鳥です。(カモ類など)
留鳥
季節での移動は行わず、一年中同じ地域に留まり子育てをします。
漂鳥
日本国内を季節的に移動を行う鳥です。暑さや寒さを避けるために、子育てとも場所を分けて移動します。
旅鳥
渡る途中に日本に立ち寄る鳥です。主には日本の北方で子育てして南方で冬を越します。
鳥類と言っても、渡ること1つを捉えてもこんなに分かれているんですね。シジュウカラは留鳥です。北日本の方が多く、西日本は少ないようですよ。
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シジュウカラの鳴き声は?
次に鳥類と言えば、鳴き声が大きな特徴となりますね。その鳥類の鳴き声にも種類があります。先ずは鳴き声の種類から見てまいりましょう。
さえずり
雌への求愛や縄張りを守るために雄が鳴く鳴き声です。美しい鳴き声であることが多いのが特徴です。
地鳴き
1年を通して雄・雌関係なく、「チッチッ」とか「ピッピッ」など単純な音で鳴く鳴き声です。
ドラミング
キツツキ類の鳥が分かりやすいと思いますが、木を連打してつついて音を出します。雌への求愛や威嚇の意味があるとされます。
クラッタリング
やはり求愛や威嚇の意味となっていますが、くちばしを激しく打ち鳴らします。
鳥の鳴き声はさえずりと表現するものと思っていましたが、地鳴きなどいろいろなんですね。公園を通った時に、鳥同士が会話しているかのように鳴いている時がありますね。
さて、シジュウカラにはすごい能力があることがわかってきました。総合研究大学院大の鈴木博士のチームが論文を発表したとのことです。それは、鳴き声の単語を組み合わせて文章を作るというもの。また語順も聞き分けているとか。危険を知らせる鳴き声と仲間や夫婦で呼び合う鳴き声と聞き分けます。語順というのはその2つの種類を順番を替えて研究した結果、これも理解していると確認されたそうです。
生き物は言葉は話せませんが鳴き声というコミュケーション方法があります。特に鳥類には賢さが感じられますよね。その中でもシジュウカラは、知能の高い鳥と言えますね。では、その鳴き声をこちらからお聞きください。
いかがですか?可愛いですね。お腹の真ん中のラインがネクタイのようにも見えます。思わずずっと見入ってしまいました。こんなにマジマジと小鳥を観たことがありませんでしたが、癒される存在ということを改めて感じました。
まとめ
シジュウカラは雑食で昆虫も食べます。虫によって植物の被害が出てしまうことは多くありますが、それをコントロールしてくれると言われ、シジュウカラは別名「森の番人」とも呼ばれています。シジュウカラが多く生息する森は、豊かな森と言えるのではないでしょうか。
残念ながら自然の森、地域を壊しているのは人間と言える昨今、シジュウカラも伸び伸び暮らしていけるような自然を大事にしたいものですね。
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