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「ブートニア」をご存知ですか?ご結婚されている方、これから挙式を控えている方は耳にしている言葉だと思います。
「ブートニア」は結婚式の時に新郎が胸につけている「花のコサージュ」のこと。一生の思い出になる、素敵な式にするためにも、手作りしてみるのはいかがでしょうか?
目次
ブートニアの由来
「ブートニア」の語源はフランス語の「boutonniere」、これはボタンホールのことです。新郎の来ている、上着の襟元にあるボタンホールに挿す花というところからこう呼ばれるようになりました。実は、「ブートニア」ただの飾り物ではなく、深い意味合いが込められているんですよ。皆さんご存知ですか?
昔、男性が花束を持ってプロポーズしたそうです。女性はその花束の中から一輪の花を抜き、男性の襟元に挿し「OK」の返事をしたんです!!素敵なお話ですよね。「ブーケ」と「ブートニア」には同じ花を用いて作っているのが多いのは、こういう由来があったからなんですね。
ブートニアを作ってみよう。
素敵な由来のあるブートニアを手作りできたら、より一層、素敵な結婚式になると思いませんか?実は、ブートニアは意外と簡単に手作りできるんですよ。今回は「ちょっと自信がないな」という方におススメな、100均などで揃う造花での作り方をご紹介します。
用意するもの
- 好きな造花 数本(できれば茎の部分にワイヤーが入ったもの)
- やわらかいワイヤー
- ペンチ
- グルーガン、または木工用プラスチック用などのボンド
- リボン
ここまでは100均でそろうと思います。もう一つ必要なのが『フローラテープ』
これは手芸ショップや、ネットで購入できます。とりあえず練習でやってみる!!という方はマスキングテープなどでも代用できると思いますが、強度が弱いので注意してくださいね。
- ワイヤー入りの造花の場合、茎を大体7cmぐらいの長さに切ります。使いたい葉の部分もあれば同じように切ります。
ワイヤーが入ってなければ茎1cmぐらいで切り、穴をあけ、14cmぐらいのワイヤーを通します。半分に折り曲げ、花から足が2本生えているような感じにします。 - そのワイヤーをネジネジとし、フローラテープで巻きつけます。(茎の部分を可動させるためです。)
- 花を数本、バランスよく束ね、グルーガンなどで固定します。
- フローラテープで巻きます。
- 最後にリボンを巻いて結んで完成です!!
フローラテープがない時は、リボンにうすーくボンドをつけながら、しっかり巻くといいようです。
意外と簡単にできると思いませんか?しかも100均で揃うものがほとんどで、リーズナブルです。でも、せっかくの結婚式。100均の造花じゃちょっと・・・でも、生花から作るのは難しそう・・・という方!!こんなものを見つけましたよ。
カサブランカとローズブートニア 手作りキット
ちょっとお値段はかかりますが、最初から花などがカットされていて、リボンなどもセットになっています。これなら誰でも簡単に手作りできますね。少しでも自分の手を加えたものを新郎につけてもらえたら、より一層素敵な思い出になると思いますよ。
ブートニアの付け方
せっかく手作りした「ブートニア」。付け方がわからなければ意味が無いですよね。本来はポケットではなく、ボタンホールに挿すものです。ただ挿しただけでは落ちてしまいますよね。ではどのようにしてつけるのでしょうか。
コサージュを止める「ピン」があるんです。長い待針のようなもので、手芸店などに売っています。
- 左の襟元(ボタンホールがあればその辺り)につけます。
- 付ける部分をつまみ、ブートニアを合わせます。
- 腕側から生地をすくう様にし、ブートニア裏側の茎を挟み込むようにして、体の中心側に針を出します。
- つける服の生地が薄いときは、裏側に当て布をするとしっかり留まります。
- また、花が重いときは、ピンを2本使い、クロスして留めると安定します。
ちょっと難しいかな?というときや、新調したタキシードに穴をあけるのはちょっと嫌だな・・・というときは、クリップを使うといいですね。手作りコサージュを作るときにも使われる、くちばしクリップのようなものです。
丸い台付きのものや、クリップ部分だけのものがあります。台付きのものは、表から見えないようなブートニアの裏側部分に、しっかりボンドやグルーガンで固定しましょう。
手作りのときは、台付きではないのものを使うといいです。クリップの片側を茎を束ねるときにワイヤーで一緒に巻いてしまいましょう。フローラテープでさらに固定してしまえばしっかり留まりますね。どちらもボタンホールに挟み込めますので、安心です。
作り方、つけ方などを紹介しましたが、いかがでしたか?自分たちで手作りしたものを身に着ける結婚式、とっても素敵だと思います。自分の好きな花や、相手を思って作る作業はとても良い思い出になると思います。
生涯忘れられない結婚式。おしゃれな「ブートニア」を手作りして、新郎にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
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