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季節の変わり目、子供たちは何かしらの病気をもらってくることが多い時期です。特に幼稚園、保育園で集団生活をしているお子さんは、クラスで一人病気になると、瞬く間に広がること、多いですよね。

我が家の子供たちも、必ずと言っていいほど、乗りたくない流行りに乗って病気をもらってきますよ。

その中でも今回は「溶連菌感染症」について、ご紹介したいと思います。


溶連菌感染症ってどんな病気なの?




2歳~小学校低学年ぐらいの小さな子供に多い疾患です。ですが子供だけではなく、大人にも感染することがありますので、大人も油断禁物です。

溶連菌とは、溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、一般的に“A群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)”といいます。喉に“溶連菌”がくっついて、それが原因となり“発熱”や“のどの痛み”を引き起こします。以下のような症状が挙げられます。

  • のどの痛み
  • 高熱
  • イチゴ舌(舌がイチゴのようにブツブツになる)
  • 発疹(小さくて赤い)

溶連菌の厄介なところは、細菌の種類が多いという点、合併症を引き起こす可能性があるという点です。種類が多いので、何度でもかかる可能性があります。合併症にならない様、お薬を長期間服用することになります。

治療法は?いつから登園可能?


抗生物質のお薬を約10日間飲み続けます。咳やのどの痛みを和らげるお薬も一緒に処方されることが多いです。溶連菌は“急性腎炎”や“リウマチ熱”といった合併症を引き起こすことがありますので、徹底的に細菌を退治することが大事です。処方されたお薬はしっかり飲み切りましょう。

抗生物質のお薬を飲み始めると、わりと早めに解熱します。幼稚園や保育園には最初のお薬を飲んで24時間以上経過し、症状がひどくなければ登園可能です。

稀に処方された抗生物質が効きにくいことがあります。微熱が続いたり、熱の下がりが悪いな、と感じたら再受診し、先生に相談しましょう。他の抗生物質のお薬に切り替えてくれるかもしれません。

また、抗生物質は下痢を引き起こすことがあります。どうしてもお腹にいる“良い菌”にも作用してしまうからです。あまりひどいときも先生に相談してくださいね。

お薬を飲み切った翌日か翌々日ぐらいに尿検査を行います。この検査で異常が無ければ、もう大丈夫ですよ。

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どうやって感染するの?対策は?


飛沫感染が主です。咳やくしゃみの症状が出ないこともありますが、一緒に生活していれば、やはり感染しやすくなりますよね。子供だけでなく、大人にもうつります。手洗いうがいをしっかりし、マスク着用で感染しない様、気を付けましょう。

また、感染しても発症しない場合もあります。感染した人の体調、体質によって違う、ということなんですね。潜伏期間もはっきりしておらず、2日後に発症する人もいれば、2週間後に急に熱を出すこともあります。

日ごろの体調管理をしっかりし、病気に負けない体づくりが一番の予防法かもしれませんね。

うちの子の場合


ここからは私の経験談をご紹介しますね。

うちには二人の子供がいますが、一人はあまり熱を出さず、もう一人はよく熱を出します。熱を出す子の方は、どうやら喉が弱いようです。

喉の弱い我が子は、溶連菌感染症が流行る度に必ずもらってきます。そして1シーズンに2回続けて感染したことが2回もあります。・・・親としては正直「うんざり」という思いですね。そしてまさに、現在治療中です(笑)。

今回の症状は、夜中に急に咳き込みだし、急に38度以上の発熱。翌朝も下がらす・・・。熱があってもある程度元気な子ですが、今回はあまり元気もなく、食欲もなく、といった感じでした。インフルエンザかな?と思いつつ、とりあえず、かかりつけの小児科へ。

先生の「のどがかなり腫れているね~。溶連菌の検査をしましょう。」を聞き、「またか~」と真っ先に思いましたね~。過去に3回経験済みですからね。結果はばっちり陽性でした。

抗生物質のお薬と、咳、のどのお薬を処方され飲み始めましたが、どうも熱の下がりが悪いなーと思っていました。最終的には小児科へ確認し、解熱剤で下げ、その後微熱も続きましたが、37.5度以上には上がらなかったのでそのまま10日間分の薬を飲み切りました。

そして尿検査。うちの子はこれが超苦手!!採尿は一苦労でした。何とか検査してもらい、異常はないとのことでいったん治療は終了しました。

・・・が1週間後、再び発熱!これまた溶連菌の検査結果がばっちり陽性でした。さすがに先生も苦笑いといった感じで、「20人に1人ぐらい、菌がしっかりやっつけられていなくて、再発することがあります。」と説明してくれました。

なので前回よりちょっと強めの抗生物質のお薬を処方してもらいました。これが合っていたらしく、あっという間に解熱し元気回復。今もお薬を飲み続けています。あとは再々発しないことを願うばかりですね。

まとめ


少しは参考になりましたか?まだまだ寒暖差がある時期。新生活がスタートし、生活のリズムも崩れがちです。

しっかりと予防、対策をし、病気に負けない体づくりをしていきましょう。

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