スポンサーリンク
今年もキャンプ・バーベキューの季節が近付いてきましたね。
一年前に使ったバーべキューの鉄板を引っ張り出し、また今年も使うわけなのですが。取り出してみるとサビだらけだった…。なんてことはありませんか。
決して高い買い物ではありませんが、こういったものは何度も利用してこそですよね。錆びることなく、何年も使い続けるためにも、正しい手入れ方法、保管方法について知っておく必要があります。
というわけで今回は、バーベキューの鉄板を長持ちさせるための手入れ方法について、紹介していこうと思います。
- 初めて鉄板を使うとき
- バーベキュー後に毎回やる手入れ
以上、2つの片付け方を見ていきましょう。
目次
初めて鉄板を使用する前に
まずは、初めて鉄板を購入した時点での手入れから。
購入したての鉄板は、防錆対策として薬剤が塗られています。それを除去するために、「シーズニング」という作業を行う必要があります。
シーズニングに必要なものとその手順
まずは用意するものから。
- ガスコンロ
- 食器洗剤
- スポンジ
- オリーブオイル
- キッチンペーパー
- ねぎやにんにく、生姜など香りの強い野菜
それぞれの用途は、シーズニングの手順と一緒に詳しく見ていきましょう。
1. 鉄板を洗う
まず最初に、食器洗剤とスポンジを使って鉄板を洗います。
2. 火をかけて乾かす
続いて、コンロに鉄板を置き、全体を軽く乾かすように火にかけます。ある程度乾いてきたら、水を全体の半分程度が覆われるくらいの量入れていきます。
そのまま火にかけ、水分が完全になくなるまで放置しましょう。このとき、水分がどこかに偏るようであれば、ヘラを使って全体に水が行き渡るようにしましょう。
3. オリーブオイルを塗る
水分が完全に飛んだら一度火を止め、キッチンペーパーにオリーブオイルを浸透させ、鉄板に塗っていきます。まんべんなく全体に塗っていきましょう。
4. 煙が出るまで火をかける
再度火を付けます。ここでは、白い煙が出てくるまで加熱しましょう。煙が出たら火を止めて、そのまま放置して冷まします。
5. ③と④を2~3回振り返す
手で触れるくらいに冷めたら、再びキッチンペーパーを使ってオリーブオイルを塗り、白い煙が出るまで加熱します。これを2〜3回繰り返します。
6. 香りの強い野菜を炒める
オリーブオイルを引き、ねぎやにんにく、生姜など香りの強い野菜を炒めていきます。香りが立ってきたら火を止めましょう。普通に食べられるくらいの焼き加減で終わらせて大丈夫です(炒めた野菜は防錆塗料が付着している恐れがあるので、食べずに捨てましょう)。
7. 冷ましてから洗う
鉄板が冷めたら、洗剤を使わないで洗います。スポンジと水のみで、ゴシゴシと汚れを落としていきましょう。
8. 水分を飛ばしてオリーブオイルを塗る
洗い終わったら、鉄板を加熱して水分を飛ばします。そして最後に、キッチンペーパーを使ってオリーブオイルを塗って完了です。
保管方法は、鉄板を新聞紙で包めばOKです。
使用後の鉄板の手入れ手順
シーズニングは初めて鉄板が届いてからやる1回限りの作業ですが、ここからは使用後に毎回やるべき鉄板の手入れの手順です。
ヘラで食材をこそぎ落とす
バーベキューが終わったら、鉄板にこびりついた食材たちをヘラを使ってこそぎ落としていきます。
お好み焼き屋さんなどで利用しているような、大きめのステンレス製のヘラならかなり簡単に汚れを落としていけますよ。
鉄板を熱し、水を張る
大きなゴミが取れたら鉄板を火にかけ、同時に水を浅めに張っておきます。沸騰するにつれ、鉄板の汚れが浮き出てくるので、それをヘラでこそぎ落としていきます。
水分が少なくなってきたら火を止め、キッチンペーパーで汚れを拭き取っていきます。
1回だけだと完全に汚れも取れないので、2〜3回この作業を繰り返しましょう。
空焼きする
鉄板に水を張っても汚れが浮き出なくなってきたら、そのまま水分を飛ばし、白い煙が出るまで空焼きします。
煙が出たら火を止めます。あまり焼きすぎると、鉄板が変形する恐れがあるため、程々にしておくことが重要です。
油を薄く塗る
最後に、キッチンペーパーにオリーブオイルを浸し、鉄板に薄く塗っていきます。こうすることで、サビを防止できるんですね。
鉄板が冷めたら、あとは保管して終了です。最初の保管方法と同じで、新聞紙に包むだけでOKです。
おわりに
鉄板を長持ちさせるためには、中性洗剤で洗うのは最初だけにすることがポイントです。洗剤を使うと、油でコーティングされた表面が剥がれ、サビができやすくなってしまいます。
また、焦げ付きやサビなどは使用前後に毎回確認し、それぞれのタイミングで金たわしやヘラなどを使い、しっかりとこそげ落とすようにしましょう。
最後になりましたが、油を鉄板に引くときは必ず鉄板が十分に熱された状態で引くようにしましょう。鉄板が冷めている状態で油を引くと、肉や野菜が焦げ付きやすくなります。
以上を守り、バーベキューごとに鉄板を手入れしていくことで、末永く使っていきましょう。
スポンサーリンク