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バーベキューはアウトドアイベントとして非常にポピュラーです。準備や片付けも含め、皆で和気あいあいと協力してやる楽しさも、大人になってからやると意外と楽しめるもの。
分別ある大人だからこそできるバーベキュー。燃料の正しい処分方法も、事前に把握しておかなくてはなりません。火を扱うパートなので、怪我などのアクシデントを防ぐためにも、着火剤や炭類をどのように片付ければ良いかしっかりと把握しておきましょう。
というわけで今回は、バーベキューが終わった後の燃料の処分方法のまとめです。
目次
着火剤の処分方法
バーベキューには、炭類と着火剤という2種類の燃料があり、それぞれの処分方法は異なります。
着火剤の処分方法は、以下の方法があります。
- バーベキューを年に何度もする人に譲渡する
- 捨てるとき、必ずお住いの地域の役所に確認を取る
それぞれ見ていきましょう。
基本は使い切ること
大前提ですが、基本的には一度開けたものは使い切るようにしましょう。そうすれば処分に手間取ることもかなり少なくなります。
着火剤はバーベキュー会場で使うことになるため、必要とする人も多数いるはずです。もし余ったようであれば、その会場内の人たちに声をかけて、そのままあげてしまっても良いでしょう。
残りわずかしかないガスボンベであれば、火の気のない屋外でガス抜きをすればOKです。
バーベキューを年に何度もする人に譲渡する
あなたが何度もバーベキューをするタイプでない場合は、誰かに譲渡するのがおすすめです。
周りに年に何度もバーベキューをするという人がいれば、そのまま渡してしまった方が使ってくれますし、処分の心配もなくなります。
最近ではメルカリなどのフリマアプリで何でも売れる時代ですし、余ったものをオークションにかけるのも経済的ですよ。
捨てるときは、お住いの地域の役所に確認を
それでも万が一余ってしまい、自宅に持ち帰ることになった場合は、お住いの地域の役所に電話をして処分方法の確認をしましょう。
消防署でも対応してくれますので、どちらかに問い合わせて、ゴミの分別をきちんとしてから捨てるように。着火剤は燃えたら引火の危険性があるため、燃えるゴミに入れると事故発生にもつながりかねません。気を付けましょう。
炭類の処分方法
続いて、炭類の処分方法。手順は以下。
- 完全に灰になるまで燃やす
- 金属製のバケツに水を張り、炭を少しずつ入れる
- 火消し壺に入れてフタをする
これらもそれぞれ見ていきましょう。
バーベキュー会場に捨てるのはNG
炭は自然に還りません。バーベキュー会場などに捨てて帰る人がたまにいるようですが、これはNGです。
畑の肥料としても使われているし、「炭野菜」なんていう言葉もあるくらいだから大丈夫なように思われますが、実はこれらの肥料は、炭を焼き尽くして灰にしたものなんですね。
灰になればカリウムなどが豊富で、酸性の土との相性が良くなります。そのままの炭の状態では、文字通り永遠に残り続けてしまうので、バーベキュー会場に捨てることのないようにしましょう。
完全に灰になるまで燃やす
炭は、最後まで燃やさないと延々と熱を持ち続けます。これを解消する方法の一つに、灰になるまで燃やし続けるという手法があります。
火が出なくなるまでひたすら燃焼させ続けるため、かなりの時間がかかります。連泊をする時などは、焚き火に活用して、完全に燃焼させてしまいましょう。
炭が灰になったら、不燃物として処分すれば完了です。
金属製のバケツに水を張って少しずつ入れる
時間が十分にある場合は、炭を燃やし続けて処分すれば良いですが、日帰りバーベキューの場合はそうはいきません。
時短をせざるを得ない場合は、炭を一つずつ水に漬けていきましょう。このとき、炭を一気に入れるととんでもない量の水蒸気が発生し、周りでバーベキューを楽しんでいる人たちに迷惑をかけてしまいます。
一つ一つがしっかりと冷めてから新たに炭を水の中に入れていき、なるべく迷惑のかからないように処分していきましょう。
火消し壺に入れてフタをする
火は、酸素を取り入れて燃え続けるものです。つまり、酸素がなくなれば火は自然と止まるということです。
火消し壺があれば、壺の中に炭入れて放置するだけで片付けが完了します。
また、炭は使用途中で残っているため、次回再び活用することができるのです。しかも再点火しやすいという特典付き。
持ち帰った炭を使わず捨てたい場合は、お住いの地域の役所に確認をして、それに沿って処分しましょう。基本は可燃ごみで、水分をしっかりと含ませれば良い場合が多いですが、あくまで一般論ですからね。市によっては分別方法が異なりますので、鵜呑みにせず必ず役所に電話をするようにしましょう。
おわりに
最後までバーベキューを満喫するためにも、燃料の処分方法については事前に確認を取っておくと良いでしょう。
後始末がスムーズであればあるほど、より素敵な思い出として残りますからね。「立つ鳥跡を濁さず」とも言うように、一人ひとりが意識して片付けをすれば、問題が起こることも減っていきます。
燃料は引火の恐れもありますし、正しい処分を心がけて、楽しいバーベキューにしましょうね。
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