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みなさんは朝起きて布団から出たらくしゃみがでる、暖かい部屋から外に出たら鼻がムズムズするといった症状がでたことはありませんか。もしあればそれは寒暖差アレルギーの可能性があるかもしれません。
そもそも寒暖差アレルギーとは一体なんなのでしょうか。詳しくみていきましょう。
目次
医学的には血管運動性鼻炎というようです。
気温差の激しい時に発症する鼻の奥の欠陥が収縮してくしゃみなどがでるアレルギーのようで、鼻炎や花粉症でもないのにくしゃみ・鼻水・鼻づまりがでます。他にも咳や食欲不振、不眠、イライラする、疲れやすいといった症状もあるようです。
風邪との区別
- 熱が出ない
- 鼻水が透明でさらさらしている
- 目の充血がない
- 温度に慣れてくると症状がとまる
原因は自律神経の乱れ
自律神経とは自分の意志とは関係なく刺激や情報に反応して体の機能をコントロールしている神経のことです。自分で考えて手や足を動かすことと違って、自分の意志では動かせない、内臓を動かしたり血液を流したり、栄養の吸収や老廃物の回収などのことです。
自律神経には目覚めている時や興奮しているとき、運動をしている時などの活動する交感神経と眠っている時やリラックスしている時などの休む神経の副交感神経の二つに分かれています。
この二つが自動的に切り替わって働いています。
たとえば昼夜逆転など不規則な生活やストレスなどによってこのふたつのバランスが乱れてしまいどちらかが多く稼働してしまうと自律神経の乱れがおこってしまうようです。
女性に多い冷えも原因の一つ
冷えは実は軽く考えてはいけません。冷えや低体温は万病の元といわれているのです。
肩こり・腰痛・腹痛・頭痛・生理痛・不眠・不妊・肌荒れなどの不快症状、そして血行不良や更年期にも関係してます。
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少ないことも女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。女性にかぎらず運動不足の人、ストレスや食生活の乱れ、偏った食事やダイエットも原因になってきます。
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改善するには
寒暖差に対応できる温度は7度とされているようなので、まずは服装などで温度調節をしてみましょう。マスクも効果があると思います。
つぎに食事です。朝ごはんを抜くと体の体温が上がらず低体温になりがちです。時間がないからと言ってご飯を抜くのは極力やめましょう。
あとはファーストフードやインスタント食品が多かったり、野菜を食べない、米・パンや麺類などの炭水化物ばかり食べるのも偏りがでてくるのでよくありません。全体的にバランスの良い食事を心がけましょう。
冷えにはお風呂など体を温めることも大切ですが、体の中から温めることも非常に大切です。体の中からあたためてくれる食材をいくつかあげてみます。
- 野菜類…しょうが、にんにく、にら、れんこん
- 肉類…鶏肉、レバー
- 魚類…たい、鰯、ブリ、鮭
- 豆類…小豆、黒豆、納豆
では反対に体を冷やす食べ物にはどんなものがあるのでしょう。
- 野菜類…なす、きゅうり、レタス、トマト、ほうれん草
- 魚類…マグロ
- その他…アイス、コーヒー
南の国や夏に収穫される果物も体を冷やします。ビタミンがたくさんあるからと言って大量に取ると冷え性の原因になってしまいます。夏に体温を下げるには効果のある食材ですが、冬は控えめにしたほうがいいでしょう。
またコーヒーもホットコーヒーなら温まるイメージですが、体を冷やしてしまう飲み物ですので飲みすぎには注意しましょう。
色々と食材をあげてみましたが、食べ方にも気を付けて食事をしましょう。
常温で食べる
生野菜は体を冷やすイメージですが冷蔵庫で冷えていた野菜を食べればもちろん冷えます。それは常温で置いておくことで改善されます。
たまねぎは生でたべることで血液もサラサラになるのでいいことばかりです。
季節の野菜をたべる
夏にはすいかやキュウリなど体を冷やしてくれたり、冬にはしょうがやねぎなど体をあたためる食材があるように、旬のものを食べることが体には良いので季節には季節ものをしっかりたべましょう。
よく噛んで食べる
早く食べるよりゆっくり味わって食べることの方が体にとって良いことばかりです。しっかりよくかんで食べましょう。よく噛んで食べると満腹中枢が刺激されるので少ない量でも満腹感を得ることができます。
また過度なダイエットも体のバランスを崩し、やせにくくなるだけでなく体も壊してしまいますので気をつけましょう。
適度な運動をすることで血液のめぐりが良くなる
散歩など軽い運動や家の中でもできる筋トレも効果があります。
寒暖差アレルギーには特効薬はありませんので、適度な運動、バランスのとれた食事をし、冷えを改善していきましょう。
またなるべくリラックスタイムを設けるようにして自律神経を整え、アレルギーに強くなる体造りをはじめていきましょう。
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