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丁度今月6日からさっぽろ雪まつりが開催されはじめましたね。今回で68回目にもなるさっぽろ雪まつりはそのイベントとしての長い歴史を持ちながら毎年、その年に流行したモノを摸した雪像や氷像が並ぶことでも有名ですよね。


今年はあの動画で有名になったピコ太郎さんやゲームの販売があったファイナルファンタジー、40周年を記念したスターウォーズの雪像たちが人気を博しているようです。また、凱旋門や台湾賓館など圧巻とも呼べる雪像も人気のようです。他にもアニメのキャラクターやゲームのキャラクターも多いそうです。


雪まつりと言えばさっぽろ雪まつりだけでなく、十日町雪まつりも今月の17日から開催予定されています。十日町の雪まつりでは花火があがったりイルミネーションに力を入れていたりとまた魅了の多い雪まつりになっていますね。他にも、すでに雪の多い地域では自治体などで雪まつりを開始しているところもあります。


わたし自身も一度、旅行の際に雪まつりに遭遇し見学したことがありますが、本当に丁寧に作られていて、その人物やキャラクターの個性をしっかり出すような雪像が多かったです。また、細かな筋やしわや角度、どれも計算され展示されており、もはやすべてが芸術品のようでした。


しかし、毎年冬に開催される雪まつりですが度々雪まつりに関する事故のニュースをみます。


雪まつりに携わる事故

雪まつりというだけあって、その雪像の素材は雪になっています。微妙なバランスで成り立っている雪像ですが日中の日差しや一日の温度変化によって溶けたり、思いもよらない形態の変化をしてしまうこともあります。


数年前のさっぽろ雪まつりでも、高さ約3メートル程の雪像が歩行中の中高年の女性に雪崩、腰を打つといった事故がありました。幸いにも頭部に別条はなく、意識もはっきりしていたそうです。


この事故の際、例年よりも気温が3度高かったことが雪像が崩れた原因となっているようですが、高さが自分の倍以上もある雪になだれ込まれたら、と思うと相当な重さが自分に降りかかってくる怖さを感じますね。


また、直接雪が関係しているとは言い切れませんが、今月の4日に開催されていた「大沼函館雪と氷の祭典」では会場内にある建物の外壁が約2メートルの高さから落下してきたとのこと。調べによると、この事故で親子2人が軽傷をおってしまったとのこと。


木造2階建ての築40年のその建物は、モルタルの部分がはがれ落下してきたとのことで経年劣化であると考えられますが雪の重みもかかっていたのではないかと思います。


このように、楽しいはずの場でさえ事故にあってしまうというリスクがあります。


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全日空羽田沖墜落事故

これは、直接的に雪像や建物が壊れて事故につながったというようなものではありませんが、歴史上のひとつの事故として知っていてもいいかもしれません。


この事故は千歳空港を出発し羽田に向かう予定の便でした。しかし、途中東京国際空港にほど近い東京湾上空で消息を絶ちました。他の旅客機や周辺を運行している船などからの目撃情報をもとに探索を行うと海上に漂流する機体の残骸と遺体の発見がされました。


この事故で搭乗員含めた133人全員が死亡することとなりました。とても痛ましい事故のひとつですが、この乗客のほとんどがさっぽろ雪まつりの観光客だったそうです。もう1966年と半世紀ほども前の事故ですが、いついかなるときも何かのリスクがあることを感じさせてくれますね。


事故にあわないためには?

こういった雪まつりに関する事故について上げてきましたが、じゃあわたし達には何ができるの?と思ってしまいますよね。なので、少しでも自分の身の安全を守るためについて考えてみましょう。


一つ目は、雪まつり前日から当日にかけての温度差や例年と比べて気温はどれほど違うのかチェックしてみましょう。前日が温暖で当日も温暖、暖かい日が続けば雪はやはり溶けていき崩れやすくなります。また、前例をもとに例年と比べて今年は温暖なのか寒いのか見ることもできますね。


もし、このように確認して温暖だった場合、少しでも意識をすることで早く反応ができるようにもなりますし、なるべくまん中の雪像が崩れても被害の少なそうな道を歩くことができます。


二つ目に、建物の軒下などにはなるべく入らないようにしましょう。今年起こった事件のように劣化とともに崩れる場合もあれば、雪国なので大量の雪が積もります。その屋根に積もった雪たちが重さに耐えきれず雪崩のように流れ込んでくることもあります。


わたしの実体験として、一時期雪国に住んでいましたが雪は一晩にして想像もつかない程つもります。そしてそれは日中の日差しや重みによってどさどさと雪崩れてくるのです。


わたしのアパートは外階段を下りると狭い小道を通って駐車場に出なければいけません。そこにはアパートの屋根があり何度か雪になだれ込まれたことがありますが、高いところから落下してくる固まった雪はとても重いんです。前のめりに何度も転んだ経験があります。なので、なるべく休憩するときなどは休憩場の中などを使用した方がいいでしょう。


まとめ

毎年多くの人でにぎわう雪まつりですが、雪の特性を少しでも頭に入れておけば回避することのできる事故やハプニングもあると思います。ただ、運営側も事故の起こらないようにちゃんと整備してくれているのでそれほど構える必要もないでしょう。


楽しい思い出の1つに雪まつりが増えるといいですね。

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