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ひな祭りといえば3月3日(地域によっては4月3日。後述します)。2017年でいうと金曜日になります。
雛人形を飾る時期もいくつか日程があるようで、ちょっとだけややこしい年中行事。今回は、ひな祭りの基本的な部分や由来、雛人形を飾る時期などについてまとめてみました。
目次
ひな祭りとは
ひな祭りは、平安時代に始まった「子供の無病息災を願う行事」のことです。
人形を使った「ままごと遊び」の言葉が崩れて「ひな遊び」転じて「ひな祭り」に変化していったとのこと。ままごとをやるのは女の子だから、ひな祭りは女の子のためのお祭りなんですね。
また、ひな祭りは別名「桃の節句」とも呼ばれています。これは、旧暦3月3日が桃の花が咲く時期だったことが由来とのこと。
旧暦3月3日は、現在使われている新暦4月3日のこと。地域によって3月3日、4月3日とひな祭りの開催時期が異なるのは、旧暦と新暦の2つ日程の違いからきています。
雛人形を飾る時期
ひな祭りは3月3日に行われますが、雛人形を飾る時期は立春の日以降とされています。
2017年の立春は2月4日(土)…もう過ぎてしまっていますね。しかし大丈夫。立春を逃しても、
- 大安の日
- 雨水(うすい)の日
の日に飾ればOKとのこと。
それぞれまとめておくと、
- 2月7日(火)
- 2月13日(月)
- 2月19日(日)
- 2月18日(土)
- 2月25日(土)
です。2月18日以外は大安の日で、18日は雨水の日です。
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立春と大安、雨水の日
それぞれの時期に理由がありますので、あなたのお子様に求める理由から雛人形を用意する時期を選びましょう。
立春
立春はその名の通り、「春の第一日目」を指します。
物事が新しく始まる時期に雛人形を飾ることで、一緒に何かを始めると縁起の良い一日になるとされているようです。
子供と一年の目標を話しながら雛人形を組み立てていくと良いかもしれません。
大安
日本は日ごとに「一日の流れ」のようなものがそれぞれ当てられていて、それを「六曜」と呼びます。
六曜は、「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6つがあり、大安というのはその中で最も縁起の良い日とされているんですね。「結婚式を挙げる日は大安」というのが当たり前のように話されているため、大安に雛人形を飾るというのは単純に縁起が良い、ということですね。
雨水の日
最後は雨水の日。旧暦(大体3月中頃)でいうところの「雪が雨に変わる時期」を指すことから、雨水の日と呼ばれることになりました。
雨水の日に雛人形を出すと、良縁に恵まれるとされています。
雛人形を出すならこのタイミングの人が多いそうで、確かに理由がハッキリしている分もあり、私も同じく2月18日(土)に雛人形を出そうと考え始めたところです。
ちなみにその起源なんですが、上述した「雪が雨に変わる」からきていて。
- 雪が雨に変わる
- 緑も芽吹き始める
- 農作物の準備が始まる
「水が流れ始めてから命が芽吹き始める」ということで、命の数は出会いの数=「良縁に恵まれる」というげん担ぎになっているとのこと。
雛人形はいつしまう?
最後に、雛人形をしまう時期について。
これも大分ルーズなもので、ひな祭りの翌日以降である3月4日(土)以降なら良いのだとか。
ただし、2つだけ条件があって。
- 天気が良い日であること
- 湿度が低い日であること
この2つを守ってさえいれば、いつしまっても良いとのこと。逆を言うと、天気が悪ければいつまで経っても片付けられないんですね。夜は湿度も高いですし…。
これは単に、雛人形をしまうタイミングで部屋が湿気てたら、翌年開けたときにカビが生えてしまう恐れがあるからなのだとか。ここまできて縁起関係ないんですね。
また、「雛人形をしまうのが遅れると婚期を逃す」という噂がありますが、これに関しては全くのデマだそう。
農業の収穫も、タイミングを逃すと大したことないものになるため、農業の始まりを告げる「雨水の日」とかけて考えられたものではないかと見られます。
おわりに
2017年のひな祭りのための雛人形を飾る時期は
- 2月4日(土)←立春
- 2月7日(火)
- 2月13日(月)
- 2月19日(日)
- 2月18日(土)←雨水の日
- 2月25日(土)
となっています。「←」がついていない日は大安の日ですね。
春を告げる一つのイベント。縁起の良い日に雛人形を組み立てて、良い一年にしていきましょうね。
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