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「花粉症=目鼻のグズグズ」、という印象がありますが、耳鼻咽喉科へ行ってみると、意外と「耳のかゆみ」という症状に悩まされている人も多くいるんだとか。
目はショボショボして鼻水はダラダラ出て…と、それらはあくまで自然に出てくるものですよね。ティッシュでサッと拭き取れば、その場の対処は可能です。
しかし、かゆみというのはストレスの元にもなりやすく、イライラが募りがち。長時間続くとなると、尚更ですよね。かと言って、かゆみに任せてかき続けると、その部分がボロボロになり、炎症を起こす恐れも出てきます。
このように、この時期の耳のかゆみを放置すると、後々良くないことになるかもしれません。
そんなわけで今回は、花粉症で耳がかゆいときの対策を3つ紹介しようと思います。
目次
花粉で耳がかゆくなる理由
花粉症によって耳がかゆくなる理由は、耳から花粉が入ること・目鼻口の内部から耳へ花粉が届いてしまうことの2つがあります。これらの器官はそれぞれがつながっているんですね。一ヶ所から花粉が入れば、それ以外のすべてにも花粉症の症状が出てきてしまうのです。
というわけで花粉症の時期は、目鼻口だけでなく、耳もしっかりとガードしないといけないということですね。花粉は目には見えないほど小さいため、簡単なガードくらいはすぐに越えてきます。対策はそれぞれキチンとしましょう。
目には花粉用メガネ、鼻と口にはマスクが基本ですね。
花粉症:耳対策
花粉症は、目鼻口耳の4ヶ所から。つまり、顔のどこかしらから花粉が入り込み、症状を引き起こすということです。
ここでは、耳に特化した対策方法を3つ紹介していきます。それ以外に関しては、
をご参照ください。
また、基本的に耳への対策は、「かゆくなっても触らない」ことが重要です。傷口から感染症にかかることもあるため、間違っても爪でそのままかくことのないように注意しましょう。
冷やす
中耳炎や外耳炎なんかもそうですが、耳の裏面部分を冷やすだけで痛みを緩和できます。それと同じで、花粉のかゆみも、冷やすことで多少は低減できます。耳にかゆみを感じたら、まずは冷やすことから始めましょう。
コップを耳に当てるだけでも、耳を冷やすのに効果的です。冷えているなら、スマホを耳に当ててしまうのもアリ。とにかく現在の耳よりも冷たいものを当てるようにしましょう。
濡らした綿棒で優しく触れる
花粉の大敵は、水分です。
たとえば、室内の湿度が高いと、空気中の花粉は水分を吸って落下します。さらに、うがいや手洗いなどをすることで、花粉を洗い流すことができます。
耳もそれと同じで、水分を与えれば花粉を取り除くことが可能です。綿棒を濡らし、優しく触れるイメージで耳に当てればOKです。
このとき、つい綿棒で耳をこすってしまいがちなのですが、刺激を与えることでかゆみが増してしまう恐れもあります。他に、外耳炎になるリスクもありますしね。ここでは、軽く触れるくらいに留めておきましょう。
また、水分を残しすぎるのも悪影響です。濡らした綿棒で水分を与えたら、反対側の乾いた綿棒で、少しだけ拭き取るようにすると安心ですね。
耳栓・イヤーマフをつける
花粉を耳に入れないようにすれば、花粉症による耳のかゆみはほぼ起こりません。
そんなわけで、耳栓やイヤーマフなどを装着するようにしましょう。イヤーマフは防寒アイテムにもなりますし、まだ微妙に寒い今の時期なら、外出時にも効果的。
ただ、室内利用としては違和感があるので、耳栓をするときは周りの人に声をかけておくことをおすすめします。
また、耳栓など以外にも、イヤホンやヘッドホンなどの音楽機器でカバーするのもアリですね。私も外出時は、イヤホンを耳栓代わりに利用しています。
おわりに
花粉症のせいで耳がかゆいときは、
- 耳の裏面を冷やす
- 綿棒などで水分を与える
- 耳栓などをつけ、花粉が入らないようにする
などで対策していきましょう。
これらを実践して、それでもかゆみが5日以上続く場合は耳鼻咽喉科の病院へ行くことをおすすめします。花粉が体内に侵入し続けると、中耳炎や外耳炎のリスクも高まりますからね。
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