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2月も後半にもなるとだんだんと暖かい日も増えて、花粉の飛ぶ季節となってきます。そんな花粉の飛ぶ季節が来ると、花粉症の症状を訴える人が多くなります。

では、花粉症の症状とはどのようなものがあるのでしょうか?

花粉症の症状とは、スギやヒノキなどの花粉が体内に入ろうとするのを、身体がアレルギー反応を起こし防ごうとして出る症状のことです。その症状は、人によって違いはありますが、多くの人はくしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状として出るのです。

そのほか、花粉症は人の体内に通じる箇所に出る症状なので、のどが痛くなる人やのどがかゆくなる人、あるいは目がかゆくなる人もたくさんいるのです。

また、症状がひどい人は、目や鼻から入った花粉がのどに集結して、喉の痛みや咳まで引き起こしてしまうのです。花粉症の人みんなが鼻やのどや目に全て症状が出るわけではなく、鼻だけ、目だけ、のどだけ、と言う人もいるのです。

花粉症を治す方法について




花粉症は、投薬により症状をやわらげる事は出来ます。でも、根本的に花粉症を治す方法ではなく、あくまでも一時的な治療法です。

根本的に花粉症を治す代表的な方法の一つに、「舌下免疫療法(舌下治療とも言う)」があります。この舌下免疫治療法とは、今のところスギ花粉による花粉症限定なのですが、花粉症の原因となるスギ花粉のエキスを舌下にほんの少しづつ投与して治す方法なのです。舌下にごく少量のスギ花粉を継続して投与し続けることにより、身体をスギ花粉に慣れさせるのです。

スギ花粉は2月から4月という季節限定的に飛散するもので、その時期だけ身体に入ってくるので、身体は異物と認識するのです。舌下免疫療法では年中継続的にスギ花粉を身体に入れ、身体がスギ花粉を異物と認識しないようにするというものなのです。

※舌下治療についてさらに詳しく記事にしました↓

花粉症の舌下治療による効果とは?花粉症を軽減する最新の治療法

しかし花粉症はスギだけではなく、ヒノキやハンノキ、シラカバ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど様々な花粉が原因となります。これらの花粉に悩まされている人にとっては、花粉症を根本的に治す方法は残念ながら今の所ないのです。

花粉症は自然に治る?


発症しても治療してないけどいつの間にか治っていた、という人もたくさんいます。

特に、年配の人に花粉症が治った人が多いことから、歳を重ねると身体が花粉を異物と判断してIgE抗体が溜まっても、花粉を攻撃するのが弱くなり、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が弱まった人も多いのです。

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花粉症の原因とは?


花粉症とは、花粉が体内に入ろうとするのを防ごうとする身体のアレルギー反応なのですが、具体的にはどうして起こるのでしょうか?

花粉が鼻の粘膜にくっつくと、身体が「異物が侵入してきた」と言う信号を脳に送り、脳がIgE抗体という物質を作る指示を出します。花粉が鼻の粘膜にくっつく度にIgE抗体が作られて溜まっていきます。このIgE抗体がたくさん溜まり花粉とくっついていくうちに、ある限界を超えた時から花粉に対して攻撃をするようになります。

これは、肥満細胞にあるカルシウムが筋繊維を刺激して気管支を収縮させようとするのです。この気管支を収縮させようとする刺激が、鼻水やくしゃみ、目のかゆみや喉のかゆみといった体の症状として体外に出るのです。

花粉症になりやすい人なりにくい人はあるのか?


環境面では、地方より都会の方が発症率が高い、ストレスや食生活が原因で発症することがあります。

IgE抗体という物質は、花粉が身の回りに多いと作られやすいと言われています。また、遺伝的体質によりIgE抗体が作られやすい人、花粉を異物として判断しないのでIgE抗体が作られない人もいます。

IgE抗体がどれだけ溜まれば花粉症を発生するのかは、人によって違うのです。その量や頻度などは人により千差万別なので、人により花粉症にかかりやすい人とかかりにくい人はいると言えるでしょう。

花粉症のメカニズムは少しづつ解明されてはいますが、まだまだわかっていないことも多い病気なんです。

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