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毎年花粉が飛散する季節は花粉症の症状が悪化して辛い日々が続きますよね。薬で症状をおさえても対処療法だから、根本的に解消できずに毎年繰り返される悩み。いつから花粉症になってしまったんだろうか、どうして花粉症になってしまったんだろうか、考えてみたことはありますか。

今回は花粉症になる理由について考えてみましょう。そして改善できる部分は改善して辛い症状を少しでも解消していけたらよいですね。


花粉症になりやすいタイプとは?




実は花粉症になりやすいタイプってあるんです。それは遺伝的なものであったり生活環境が原因であったりいろいろなんですが、原因を考えていくことで改善策が出てくると思いますので検討していきましょう。

アレルギー体質である


本来、人間には異物が体内に侵入した時に抗体(免疫物質)を作って体を守ろうとする仕組みがあります。これが正常に機能している間は問題がないのですが、身体にとって無害であるはずの花粉やホコリ、食べ物に対しても異物として過剰に反応してしまうことをアレルギーと言います。

こういったアレルギー体質の人は、別のアレルギーを発症しやすいことがわかっています。言い換えればアレルギーとは連鎖しやすいということなんです。例えば、小さい時にアトピーや卵などの食物アレルギーがあった人は、小学生くらいになるとハウスダストやダニによる気管支喘息を発症し、大人になると花粉症の症状が起きるといった事例は多いのではないでしょうか。

大切なことは、アレルギーが発症した時点でしっかりと治療をしておくことです。完全に治らなくても症状が軽減していることで別のアレルギーの発症のリスクは減ります。また、いくつものアレルギーが同時に発症するのはとても大変なことなので、医療機関への受診は重要です。

身内に花粉症の人がいる


アレルギーは遺伝します。このため花粉症も遺伝する可能性が高いのです。両親がアレルギーの場合はその子供もアレルギー体質になる確率は約90%ともいわれています。但し、アレルギーの遺伝子を持っていても発症していないケースも考えられます。

遺伝するとはいっても簡単に判断できない部分もあります。この点についてはまだまだ研究が進んでいます。花粉症解消の方法が確立されることを期待したいですね。

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食生活の乱れ


例えばコンビニやインスタント、ファーストフードなどで簡単に食事をすませてしまっていたり、小腹がすいたときはスナック菓子をつまむなどという食生活はアレルギー体質になる影響が強いということがわかっています。材料を選んで、料理をしてみんなで食事をするという時間が少しずつでも良いので増えてくると花粉症のリスクや進行が軽減するのではないでしょうか。

また、食生活が欧米化して肉食中心で脂肪摂取量の多い食生活になってきたことも指摘されています。日本食が見直されてきています。魚や大豆など古くから食べ続けられてきた食材をもう一度食卓に戻すことも大切ですね。

以下に花粉症の症状を軽減する食材をご紹介します。

体内の免疫機能を高める食材


抗酸化食材を摂ることで免疫機能が高まります。抗酸化食材で有名なのがビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、カロチン、ポリフェノールなどです。バナナや緑黄色野菜、キャベツ、果物(ベリー類)などがお勧めです。

鼻やのど、目などの粘膜を保護する食材


ネバネバした食品に多く含まれているムチンは粘膜の保護や修復に効果的です。納豆、めかぶ、モロヘイヤ、山芋、おくらなどがお勧めです。

腸内環境を整え、善玉菌を増やす食材


腸内に善玉菌を増やすと腸内環境が整い免疫機能が高まります。腸内環境を整えるには発酵食品や食物繊維を積極的に摂ることが大切です。
ヨーグルト、納豆、みそ、切り干し大根、さつまいもなどがお勧めです。

生活環境の変化


よく「都市的な環境で生活している」ことが花粉症の発症原因のひとつと言われていますが、どのようなことなのでしょうか。まず挙げられるのが大気汚染です。大気が汚れ乾燥が進むと粘膜が傷つき免疫機能が低下します。また最近は高気密・高断熱の住宅が増えダニやハウスダストが原因でアレルギーが発症するケースもあります。

さらにアスファルトやコンクリートで囲まれた場所では花粉が土に吸収されることもなく、地面に落ちた花粉が風に乗って何度も舞い上がる「再飛散」も重なり花粉症の症状は進んでいくことになります。住んでいる場所を変えることはなかなかできません。それなら室内の換気や加湿、空気清浄機の活用などで室内環境だけでも見直してみましょう。

毎日の生活を見直すことで軽減する花粉症の症状


併せて気を付けたいのが規則正しい生活習慣で睡眠不足を解消する・積極的に運動をして身体を動かす・ストレスをためないようにするなどを心がけて自律神経の乱れを防ぐことが免疫機能のアップにつながります。

いかがでしたか。花粉症になりやすい人といっても毎日の生活を見直すことで少しでも症状が解消される可能性は十分にありそうです。

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