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節分といえば、豆まき・恵方巻き・鬼・厄払い・一年の始まり・立春・・・などいろいろな言葉が思い浮かぶと思います。
節分の意味とはいったいなんなのでしょうか?
節分とは?
節分とは、その文字通り季節を分けるという意味です。季節は立春・立夏・立秋・立冬と一年に4回あり、どの季節にも節分はあるのです。
その中でも「春夏秋冬」という順番の様に季節のはじまりは春からです。年賀状にも立春や迎春という言葉がありますよね。また、入学式など新年度も春から始まりますね。
このように日本では旧暦のお正月である立春が一年の始まりとされていたので立春の前日の2月3日に一年の厄を払って新しい年を迎えましょう!ということで2月3日に節分という行事が生まれたようです。
立春といっても2月はまだまださむいですよね。一番寒い時期を超えて段々暖かくなる時期ですので春といえども寒いのは当たり前みたいです。暖かくなるのが待ち遠しいですが、春はもうすくそこまでやってきているのかもしれません。
節分までに厄払い
また一生のうちで数回厄年というものがあります。
厄年とは男性では、25歳41歳61歳の3回、女性では19歳33歳37歳61歳の4回とされており、厄難に遭遇する可能性の多い年齢のことをいいます。そして厄年には何事もなく過ごせるように厄払いをするとよいとされています。
一般的にはお正月から節分の間に厄払いをするとよいとされているので、気になる方は節分までに厄払いをしてもらい、気持ちの良い一年をはじめてはいかがでしょうか。
節分と言えば豆まき
節分といっても節分には何をしたらいいのでしょう。
まず思いつくのは鬼を追い払う豆まきではないでしょうか。とはいってもなぜ鬼に豆をまく風習ができたのでしょうか。
目に見えない穏(おぬ)という言葉が鬼の語源とされており、災難や邪気など目に見えない災いは鬼のせいにされてきました。季節の変わり目には体調をくずしやすいですよね。そうした災難や邪気が季節の変わり目には入りやすいと考えられており、鬼(邪気)を追い払いうために豆をまいて無病息災を願っていたようです。
なぜ豆をまくのでしょう。豆は、魔(ま)を滅(め)するという語呂合わせの意味があるようです。
また昔から食べ物は体を作る基本なので、その食べ物(穀物)には魔よけの意味もあると信じられていたことも関係があるようです。
使う豆にもきちんと意味があり、豆は炒った豆を使うと良いとされています。生のまめは芽が出るのでまいた豆から芽が出ることは縁起が悪いとされてきたからです。また射る(炒る)という説もあるようです。なので「鬼は外!福は内!」と炒った豆で豆まきをして邪気を追い払い、たくさんの福を呼び込みましょう。
そして、豆はまくだけでなく年齢の数(数え年)だけ食べる風習もあります。自分の年より一つ多く食べることで体が強くなり風邪をひかないという言い伝えもあるのです。
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恵方巻きについて
恵方巻きとはその年の恵方(神様のいる方角)を向いて食べる太巻きのことです。中身は福の神の七福神にちなんで7種類入っていれば尚よいとされています。
一本丸々食べるのは、縁や福を切らないという意味が込められているようです。また恵方巻きを鬼の金棒にみたてて、退治するという意味もあるようです。
他にも節分には鰯をたべたり、飾ったりという風習があります。鰯には弱し(よわし)や卑し(いやし)といった語源があり、更には独特のにおいがあるので焼いて食べることで邪気を払う意味があります。魔よけに尖ったものや匂いのきついものとして柊や鰯をかざる風習ができたみたいですね。
鬼の色は5色
さて鬼には赤鬼青鬼をよく目にしますが、鬼は実は5色いるのです。そして色にも意味があることはご存知でしたか?なぜ5色か、それは五蓋という言葉からきています。
五蓋とは、仏教における瞑想修行を邪魔するとされる5つの煩悩(心身にまといつき心をかきみだす一切の欲望)のこと。自分の煩悩と鬼を重ね合わせその色の鬼を自分自身で追い払ってしまいましょう。自分でその色の鬼のお面などを作って退治するのもいいかもしれませんね。
では鬼の色や意味について詳しくかきます。
- 赤鬼…貪欲=豆をまくことで自分の悪い心を取り除く
- 青鬼…怒り=豆をまくことで福相、福徳に恵まれる
- 黄鬼…我執(わがまま)=豆をまくことで自己中心的な考えを改め公平な判断ができるように
- 緑鬼…不健康=不摂生を反省し健康に保つ願いをこめて豆をまく
- 黒鬼…愚痴=豆をまくことで卑しい気持ちをはらい、平穏を願う
このように色の意味が分かると豆まきも今までと気持ちが変わってくるのではないでしょうか?
節分のまとめ
豆まきは家主や年男年女が豆をまくともいわれていますが、家族で楽しくまめをまけばきっと福がたくさん舞い込んでくるのではないかと思います。
そして、笑う門には福来るという言葉があるように、笑うことでたくさんの福を呼び込んで楽しい一年をお過ごせたらよいですね。
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