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皆さんはこのペープサートという言葉をご存じですか。パネルシアターや人形劇、紙芝居などはよく耳にしますが、私自身はあまりなじみのない言葉の様に感じました。


簡単に説明すれば、紙人形劇のことを言います。正式名称はペーパーパペットシアターといいます。


江戸時代からあった「立絵(写し絵)」が元となって、第二次世界大戦後に永紫考堂さんによって児童文化財として活かしたいという思いから改良されたといわれています。


平絵と区別するためにペープサートという名前がついて幼児向けの紙芝居として復活しました。紙の裏表にそれぞれ絵をかいて、物語に合わせて絵を変えて表現します。いまでは保育教材として欠かせないものとなっているようですよ。




作り方

用意するもの

  • 割り箸やストローなど手に持てる長さの棒
  • はさみまたはカッター
  • 両面テープまたはのり
  • 色ペンなど

紙二枚分を同じ大きさに切って一枚ずつ表情や動きを変えて絵をかきます。


それを割り箸などの持ち手にはさむ様にして貼り合わせます。


裏表で絵を変えて話に合わせて人形を上下左右に動かしたり、くるくる絵を変えながらお話を楽しみます。



絵本や紙芝居とは違って人形劇の様に絵を動かしながら物語が進んでいくので、子供たちも物語の内容を想像しやすく分かりやすく、楽しめながら見ることができます。


ペープサートには物語を読むだけでなく、ほかにも楽しみ方がありクイズ形式にして裏に答えの絵をかいて子供たちに答えをあててもらうという方法もあります。


また子供たちにも簡単に作ることができるので親子でも一緒につくって楽しめます。我が家でも試してみましたが、すごく楽しみながら簡単に作ることができました。子供も熱中して、自分が作った絵を楽しそうに動かしながらお話していました。


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人気のお話

ペープサートにおすすめの物語は登場人物が少なく物語がシンプルなものがいいですね。


たとえば三匹のこぶたは三匹のこぶたと狼だけ作ればOK。あと物語もわかりやすいので作りやすそうですね。


先ほどクイズも楽しいと話をしましたが、動物の影絵を作って裏に正解の動物を描いたら見ているみんなが盛り上がって答えてくれるのではないでしょうか。


ひなまつりのペープサート

ではひなまつりのペープサートといってもどんな物語を作って話せばいいのか難しいですよね。私自身も娘と一緒にひなまつりのペープサートを作ってみたものの、話す内容がすぐには思い浮かびませんでした。


そこでわたしは歌を歌うことにしました。人形を動かしながら、表情を変えながらいっしょに歌うことで歌も正確に覚えられると思います。(笑)


よく話に聞くのは、ひなまつりの歌を歌いながら桃の花やお内裏様お雛様を登場させればどれがお雛様でどれがお内裏様なのかなど、名前が覚えやすいですね。


あとは、ひなまつりの由来を物語にするようです。物語といっても内容が幅広いのでどこをどう使うか迷いますが、お子様にわかりやすいようにいくつかピックアップしてみましょう。


ひなまつりとは

桃の節句と言わるひなまつりは女の子の幸せや成長を祝う行事なんだよ。

女の子だけでなく男の子も一緒にお祝いできるんだよ。

みんなでお祝いをして元気に過ごそうね。


なにをたべるの

ちらしずしやはまぐりのお吸い物、ひしもち、ひなあられもおいしいよね

食べ物にはどれも栄養がたっぷりでみんなが元気でいられるように願いが込められているんだよ。

たくさんたべて風邪を吹き飛ばそうね。


なんで雛人形なの

皆を守ってくれるお守りなんだって。むかしはみんなに悪いことがおきないように代わりになってもらって川に流していたんだよ。

いまは雛人形をきれいに飾っておくと病気から守ってくれて幸せになれるんだよ。


なんで桃の花なの

桃にはかわいいだけじゃなくてけがやかぜから守ってくれる力があるんだって。


まとめ

みんなでひな祭りのお祝いをして元気にいいことがいっぱいあるようにお願いしようね。

みんなでお祝いしたら楽しいことがたくさんまってるよ。




紙芝居や人形劇はよく耳にするけれどペープサートという言葉を知らない方も多いと思います。ペープサートとは保育園や幼稚園、児童館などでは大活躍しています。


私も何度か拝見したことがあります。目にはしていたけれど言葉自体は知りませんでした。


家にある材料で簡単にできますので、小さいお子様がいる方も「いないいないばあ」など簡単なものから作っていってもお子様の反応が見られて楽しいと思います。絵が苦手だなと思われる方にはインターネットや本にも型紙があるようですので活用してみてはいかがでしょうか。


またひな祭りは由来なども説明が難しく、自分のお子さんだけに伝えるのと幼稚園や保育園など全園児に伝えるのではまた言葉のチョイスもかわってくるかもしれませんが、みんなが楽しくお話を聞いてくれたらいいですね。

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