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だんだんと暖かくなり、スギ花粉の舞う季節になってきましたね。花粉症にお悩みの方、多いのではないでしょうか?この花粉症、有効的なお薬もたくさん出てきましたが、できることなら食事で改善したいと思いませんか?
どんな食べ物が効くのか、また、悪化させるのかを知るだけでも、食事改善につながり、花粉症を予防したり、症状を緩和したりできるかもしれませんよ。
目次
花粉症の原因、メカニズムを知ろう!
春になると、スギ花粉が飛び散りだしますね。この花粉が体内に入り込み、「異物」と判断され、追い出そう、やっつけようと「抗体」を作るんです。これがどんどん増えていくと、ヒスタミン、ロイコトリエンといった化学伝達物質が細胞から放出されます。これらが原因で、鼻水が出たり、くしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくなったりといった「花粉症」の症状が出るのです。
ヒスタミンは比較的聞いたことのある人もいるかもしれませんが、一体どんな症状を引き起こすのでしょう?
ヒスタミンは、かゆみを引き起こす物質です。じんましんでかゆくなる時にも、このヒスタミンが原因になっていますね。これが目の粘膜を刺激すれば目がかゆくなり、鼻の粘膜を刺激すれば、くしゃみや鼻水が出るというわけです。
ロイコトリエンは、あまり聞いたことがないですよね。抗ロイコトリエンとして花粉症や気管支喘息のお薬に入っているのを見たことのある方もいるかもしれません。この、ロイコトリエンは、血管を拡張させて粘膜を腫らしてしまうんです。これが原因で、鼻づまり、目の腫れ、充血などが起きるんですね。
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どんな食べ物が効果的?
では、ヒスタミンやロイコトリエン、他の原因となっているものを抑えるには、どんな食べ物が効果的なのでしょう。
玉ねぎ
玉ねぎには「ケルセチン」というポリフェノールがたくさん含まれています。「ケルセチン」はヒスタミンを抑える力が非常に高いんです!!
リンゴ、レタス、ブロッコリー、などにも含まれていますが、玉ねぎが圧倒的に多く含まれています。油分と一緒に取ることで吸収率もアップします。玉ねぎやレタス、ブロッコリーを使ったサラダにオイルドレッシングやマヨネーズをかけて食べればバッチリですね。
ちなみにこの「ケルセチン」、血管の保護や血流をよくする効果もありますよ。
大根
ジアスターゼ(アミラーゼとも言います)という酵素が豊富に入っています。よく消化不良の時に「大根おろしが良い」というのを聞きませんか?消化不良改善、胃もたれ胸やけに効果のあるジアスターゼが、花粉症予防にも効果的なんです。
なんと、ヒスタミンの分解を促進する働きがあるんですよ。加熱に弱い酵素なので、やはり大根おろしなどがおススメです。「ヤマイモ」にも同じ酵素が含まれているので、とろろかけご飯なんかもいいですね。
ショウガ
ショウガに含まれるショウガオールという成分に抗酸化作用があり、ヒスタミンの作用を抑えてくれます。このショウガオール、ショウガの辛み成分で、生だと2割程度しか含まれていません。それが過熱することにより、5割程度まで増えるんです!!炒め物に入れて食べたり、生姜湯を飲んだりすると、効き目がアップしそうですね。今はチューブのものも販売されていますし、比較的手軽に摂取できます。
そしてショウガには、血の巡りを良くしたり、頭痛を緩和してくれたりと、花粉症予防以外にも様々な効果があります。とっても優秀ですよね。一度に大量ではなく、毎日少しずつ摂取するのがおススメです。
ごま
みなさんご存知「ごま」といったら「セサミン」ですよね。この「セサミン」が花粉症の予防にも大活躍なんです。セサミンを摂取すると、ヒスタミン、ロイコトリエンどちらも抑制できちゃうんです。抗酸化作用があるので、ヒスタミンの生成を抑えてくれます。
また、ロイコトリエンのもとの「アラキドン酸」の生成も抑えてくれるのです。老化防止、血中コレステロールの正常化、食物繊維が豊富など、「セサミン」は万能薬ともいわれていますね。ごまをすりつぶして食べたほうが、効果的に摂取できるようですよ。
青魚
イワシで、サバやサンマなどです。DHA、EPAが豊富!と話題になったこともありますね。この不飽和脂肪酸(DHA、EPA)、花粉症予防にも効き目があるんです!DHA、EPAには花粉症の原因となるプロスタグランジンや、ロイコトリエンの放出量を抑える効果があります。
動脈硬化やがんの予防にもなる「青魚」。不飽和脂肪酸は加熱に弱いので、揚げ物にしてしまうと、5割減ってしまいます。できればお刺身がいいですが、ホイル焼きなどにしてDHAが逃げていかないようにし、しっかり摂取しましょう。水煮缶などの缶詰もおススメですよ。
ヨーグルト
これはご存知の方、多いのではないでしょうか?乳酸菌の力ですね。腸内環境を改善し、免疫力を高めることが、花粉症予防につながっています。BB536乳酸菌、フェカリス菌、L-92乳酸菌など、効果的な乳酸菌はいろいろあります。自分に合ったものをみつけて、継続的に摂取することにより、予防につながります。
食べない方がいいもの。
- チョコレート、クッキーなどの甘くて脂肪分の高いお菓子
- 肉類(特に脂肪の多いもの)
- ファストフード、インスタントなどの加工品
- トマト・ほうれん草・なすなどのヒスタミンを含む野菜
と、上げればきりのないほど出てきますよね。まったく食べない、というわけではなく、花粉症の季節は、いつもより量や回数を減らすように心がけるだけでも、違いが出てくると思いますよ。
効果的な食べ物には、意外と普段から食べていたり、食べやすいものが多いですよね。中には、花粉症予防に効果的になるとは思わなかったものもありました。自分の生活スタイルに合わせ、無理なく継続的に食べられるものをみつけてみるといいかもしれませんね。
美味しく食べて、花粉症に負けない体にしましょう!!
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