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暖かい日が増えてきましたね。こうなると気になるのが「花粉」です。花粉症患者は年々、増加傾向にあります。それとともに低年齢化もしているんですよ。「うちの子、鼻が詰まってるけど、もしかして花粉症かしら?」なんて感じている方も多いのではないでしょうか?


子供にどんな予防や対策をしてあげられるのか、調べてみました。




花粉症のしくみ

体内に異物が入ると、追い出そう!!というアレルギー反応が起こります。花粉も同じで、体内に入り、一度異物だと認識されると、それに対抗する“抗体”ができるのです。それがくしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状として現れるのです。大量の花粉が入り込むほど、抗体を作りやすくなってしまいます。


子供の花粉症、実は意外と多い?

子供の花粉症、実は大人の発症率とあまり変わらないんです。5~9歳で13.7%、10~19歳では31.4%の子供たちが、花粉症を発症しています。2008年の全国調査では花粉症を有する人が29.8%だったので、数値だけでみると子供の発症率が意外と高いことがわかりますね。


そして年々花粉症患者数は増えています。これは地球温暖化が影響し、花粉の飛散量が増えていることや、アレルギー体質の人が増えてきていることが原因にあげられます。


子供に現れる症状は?

大人では、くしゃみ、鼻水、目のかゆみという症状がよく表れます。では子供の場合はどうなのでしょう?


基本的に同じような症状が出ますが、子供の場合、くしゃみ、鼻水よりも、鼻が詰まることが多いようです。これは子供の鼻の穴が大人より小さいからと言われています。もしお子さんが、ポカンと口を開けていることが多いようであれば、鼻が詰まっているかもしれませんよ。注意してみてくださいね。


目のかゆみもよく表れる症状です。よく目をこすってるな、充血しているな、と感じたら、花粉症の可能性がありますよ。小さいお子さんは、言葉でうまく伝えられないことが多いですよね。鼻をピクピクさせたり、鼻や口をギュっとしていたり、といつもと違う様子が見られたら、花粉症かもしれませんので注してあげるようにしましょう。


また、熱がないのに鼻水がずっと続いているときも注意が必要です。早めにお医者さんに見てもらいましょう。


何科に通う?

症状がひどくなる前に、お医者さんに診てもらうのがいいと思いますが、子供の場合は何科に行けばいいのか、悩みますね。子供の病気だし小児科にしようか、大人と同じように耳鼻科にしようか・・・。


もし症状が明らかに花粉症だと感じた場合は、耳鼻科の方がいいようです。小児科では基本的に鼻の中も肉眼でしか見ることができませんが、耳鼻科なら専門的な設備が整っていますので、詳しく検査してもらえます。点鼻薬や内服薬が処方されることが多いです。


反対に、熱があるようなら、花粉症とは限らず、ウィルス性のものかもしれませんので、小児科を受診する方がよいでしょう。


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お薬もいいけど、それ以外に予防できることは?

お薬も大切ですが、小さい子供にお薬を使うのはちょっと・・・という方いませんか?食事内容や、花粉対策などで予防できれば、ちょっと安心できると思います。


では、小さいお子さんにもできる対策法にはどんなものがあるのでしょう。


まず、食事面から。大人にも効果はありますが、特に子供でも食べやすいものがいいですよね。


ヨーグルト

乳酸菌の力で免疫力アップします。おやつに食べやすいですね。


ルイボスティー

豊富なミネラルが細胞を活性化させ、免疫力がアップします。また、アレルギーの原因「ヒスタミン」を抑えます。比較的子供でも飲みやすいです。


納豆

ムチンと呼ばれる成分が鼻の粘膜などを保護してくれます。目のかゆみにも効果があります。ごはんにかけておいしく食べられますね。



これらの他にも、花粉症に効果が期待されているものはいろいろあります。ゴマ、青魚、レンコン、玉ねぎなど、お子さんの好みに合わせて、食べやすく調理してあげましょう。好きなものを食べて、花粉症改善につながれば、ちょっと得したような気になりますね。


食事以外にできる予防や対策にはどんなものがあるのでしょう。


マスク、メガネ

花粉が体内に入らないようにするには必須ですね。


手洗い、うがい

物理的に洗い流せるので、体内に花粉が入るのを防げます。


空気清浄機

室内で花粉が舞うのを防ぎます。


玄関の前で衣服についた花粉を払い落とす。

家の中に花粉を入れないようにします。


ヴェポラップを使う

風邪に使う薬ですが、花粉症の鼻づまりに効果があります。症状がひどくなる前に使用するといいですね。


鼻の下にワセリンを塗る

花粉が鼻の穴に入るのを事前に防ぎます。薬ではないので、安全、安心ですね。



大人の対策とほぼ同じですが、ヴェポラップやワセリンなど、子供にも安心して使えるものだとうれしいですね。


それから、予防ではありませんが、個人的にはやわらかいティシューを用意してあげるといいと思います。鼻が真っ赤になると痛いですよね。子供の皮膚は薄いので、大人より敏感ですよ。


まとめ

お子様にできそうな対策や予防はありましたか?大人でも花粉所の季節はつらいものです。それは子供も同じ。つらい症状のまま幼稚園や保育所、学校で1日を過ごすのは非常にかわいそうなことですよね。集中力も落ちますし、元気もやる気も出ません。


症状がひどくなる前にお医者さんに診てもらったり、お子さんにあった食事や予防、対策を見つけてあげたりと、少しでも快適に過ごせるようにしてあげましょう。


参考

厚生労働省 花粉症Q&A

花粉症ナビKIDS


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