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春一番の風も吹き、近所のスーパーのお総菜コーナーにも山菜の天ぷらが並ぶようになり少しずつ春が近づいてきているのを感じますね。

わたしの住んでいる街では、桜の木が川沿いに植えられていて、満開の時期になると視界は明るいピンクに包まれ風が吹くたびに散る桜がとても魅力的な街です。桜が満開の時期を迎えると、普段散歩をしていないような若いカップルや子連れの親子も良く見かけるようになり、とても楽しい雰囲気に包まれるスポットです。

わたしの街は桜と同じように梅の木も植えられていますが、梅の花はもう開花を迎えて少しずつ桜と交代していこうとしています。

ただ、わたしの街の桜並木があまりにも充実しているせいか、桜を目当てにどこかに出かけたり観光に向かったりすることがありませんでした。なので、小さいころからお花見というようなお花見をしたことがありませんでした。

今年こそは桜を目当てに出かけてみたいと思い色々と調べたところ、「河津桜」というちょっと気になる桜に出会いました。

河津桜とは




河津桜とは、桜の種類の一種でありオオシマ桜とカンヒ桜の自然交配によって生まれた桜の種類だと言われています。花言葉は

  • 優れた美人
  • 純潔
  • 精神美
  • 淡泊

と桜のイメージに合った花言葉が添えられていますね。

この桜は他の桜と比較しても早咲きの桜と言われていて、だいたい1月上旬から2月にかけて開花すると言われています。ソメイヨシノに比べて濃い桃色の花びらをつけ、1ヶ月ほど咲き続けて長く楽しめる桜のひとつと言われています。

静岡県の河津町では河津桜を堪能するための、毎年2月10日前頃から3月10日にかけて河津桜まつりが開催されています。

鋸南町の河津桜


ここまで静岡県の河津桜について紹介をしてきましたが、

「静岡までは見に行けないかも」

「他にも楽しめる名所はないのかな?」

と思ったために静岡県以外での河津桜が楽しめるスポットを調べていきました。すると、千葉県でこの河津桜が楽しめるスポットを見つけることができたので紹介していきたいと思います。

それは鋸南町の「頼朝桜まつり」です。鋸南町は頼朝とゆかりがあると言われており、頼朝が氏家との石橋山の戦いの際、逃れたどり着き、そこで再帰を誓ったということにちなんで河津桜を「頼朝桜」と呼んで親しんでいるそうです。

この頼朝桜を日本一の桜の名所とするためにこの鋸南町では各所に14000本の桜の木が植えられています。その中でも保田川には約600本、佐久間ダム公園には約400本、佐久間川にも約400本と多くの桜の景色を眺めることができます。

この桜を楽しめるように観光ガイドには各所を回れるように無料のシャトルバスなども準備されており、1日でたくさんの桜を目にすることができますね。

また、この保田川では竹灯篭流しも3月に開始されており、咲いている桜と散っている桜、灯篭の灯りとのコラボレーションが楽しめる幻想的なスポットのひとつとなるでしょう。

今年の保田川沿いの桜は春一番と二番の強風のせいで桜のなかにも葉桜が見られるようになってきています。しかし、まだまだ上流の方では満開に咲いており長い期間咲いている河津桜を存分に堪能できる状態となっています。

まとめ


何種類もある桜の中でも長い期間楽しめる河津桜の存在を知っていただけたでしょうか。ソメイヨシノのように一瞬にして満開になって儚く散っていくのも素敵ですが、長く楽しめるのがこの桜のいいところです。今の河津桜のように満開の桜を眺めながら川沿いに散っていく桜を見ることができるのも乙なものだと思います。

また、桜だけでなく、きっと3月になるころには桜が一面に敷き詰められた川の中を灯篭が流れていくのを眺めることができるのでしょう。

2017年の桜の開花は、西日本では例年よりやや遅めになっており、逆に北日本では平年よりやや早いと予報されています。今年のさくら開花前線の発表では東京は3月25日ごろだとされています。

もし、少しでも早く桜を楽しみたい方は、今回紹介した河津桜を目当てに各所を巡ってみるのもいいかもしれませんね。

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