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花粉症の季節、大人も辛いですが目を真っ赤にしている子どもを見ると「あ~、どうにかしてやりたい。」と思いますよね。それでも元気いっぱい動いている我が子…今日はスイミングスクールの日なのだけど、行かせて大丈夫かしら?と心配している保護者の方もいることでしょう。

今回は、花粉症とプールの善し悪しについて実体験も踏まえてお伝えしたいと思います。


プールに入ると花粉症が悪化するのか?




花粉症の人がプールに入ることについては“入るのは良くない”という意見が多いようですが、中には「プールに入ったら症状が和らいだ。」というような”入って良かった“意見もあります。また、医師の指示も分かれているようです。

※プールといっても、自宅用のビニルプール・学校のプール・レジャー施設のプールなど色々とありますが、今回は都市営や県営のプール・スイミングスクールのプールなど塩素が入っていて一年中利用できるプールを前提にお話ししていきます。

プールの塩素が花粉症に悪影響


良くないという意見がインターネット上にも沢山あがっていますが、その中に共通するのは“塩素”の問題です。塩素はプールの殺菌をするために必要なものであり、その管理はとても重要です。では塩素の何が花粉症によくないといわれているのでしょうか?

  • “塩素は肺を傷つけるため”抵抗力や免疫力が低下して花粉症を悪化させる。
  • “塩素で鼻粘膜が刺激されるため”花粉症の症状がひどくなる。
  • “塩素に浸かると肌が弱くなってしまうので”アレルギー症状がひどくなる。

花粉症以外にも塩素によって髪の毛がギシギシ傷んだり、肌が敏感な人にとっては体に合わないこともあります。自然な水でないことは確かなので、プールに入ったあとは必ずシャワーを浴びて塩素をよく洗い流しましょう。また、水泳は全身運動で疲労が激しいため(花粉症は疲労により症状の悪化が考えられる。)控えるようにと指示が出た例もあります。

プールに入ったら「花粉症の症状が和らいだ」という声


ハッキリとした理由や根拠はわかっていませんが、プールに入っている最中や出てからしばらくは花粉の症状が和らいでいたという意見もあります。中には、ビックリ!プールに定期的に通いだして以来症状が楽になった(ずっと)という例もあります。個人差があることを承知の上でお読みください。

  • 毎年耳鼻科で薬をもらっていたが、プールに通いだしてから症状がとても楽になった。
  • ダイエットのために水泳を始めた。室内プールだからか、泳いでいる間は症状が緩和された。湿度が高いので良い効果があったのではないかとも思っている。

また医師の意見として、“運動することで鼻の粘膜の血行が良くなり鼻づまりが軽減されたり、屋外と違い花粉の飛んでいない屋内でできる水泳はおすすめ。水に入ることで皮膚が鍛えられ、刺激に対して過敏に反応しなくなるという効果も期待できる。“とのことです。

プールに入ることを選んだら


花粉症の症状緩和を目的にプールに入る方へ、いくつか注意するポイントをお伝えします。

体調の良くない時・ストレスを感じている時にはプールへ入らない


花粉に悩まされている私達ですから体調万全ではないのですが…。安全面でもそうですが、ストレスがあると花粉症の症状がひどくなるという調査結果があります。症状緩和が目的だったのに、プールに入って蓄積された疲労から症状悪化なんてことにならないように気を付けましょう。

水のきれいなプールに入る


これは、先ほどの塩素とも関係してきます。きちんと消毒されていないプールは雑菌がいっぱいです。花粉症に良いわけがありません。

ゴーグルを使用しよう


ただでさえ、痒くて充血している(人もいる)目ですから、塩素から保護する目的でゴーグルの使用をおすすめします。

塩素との相性を見極める


プールから出たらシャワーで塩素をよく洗い流しましょう。着替えが終わったら、もう一度手洗いうがいをすると良いでしょう。塩素に敏感な方は、肺が苦しく感じることもあるかもしれません。自分に合わないなと思ったら、もったいないと思わずにプールからあがりましょう。

自分の体調と相談しながら、リラックスした気持ちでプールに入ると効果が期待できるかもしれませんね。

花粉症になった私がプールに通い続けた結果




花粉症の私ですが、実は3歳から15年間スイミングスクールに通っていました。花粉症の症状が出始めたのが10歳の頃、それ以降の8年間は週に約5~6日プールにつかっていました。入水中に症状がどのように変化したか、当時は意識していませんでしたが今から遥か彼方の記憶を呼び起こしてみます。

※これはとても個人的なお話になりますので個人差があることをご了承ください。

まず、私の花粉症の症状としては、目の痒み・顔面の痒み・のどの痒み・くしゃみ・鼻水鼻づまりでした。

目の痒み


ゴーグルをしていたせいか特に気にならず。その分!?スイミングスクールからの帰り道はとても痒かった記憶があります。

顔面の痒み


これも、辛くなかった印象です。顔についた花粉が水で洗い流されたからでしょうか。

のどの痒み


こちらは残念ながら痒かったです。練習に集中している時は気にならないのですが、フッとした時に痒くなり一度気になるとカユカユ~でした。

くしゃみ


連発することはなく辛さはありませんでしたが、時々は出ていました。

鼻水・鼻づまり


鼻水に関してはあまり記憶がないのですが、鼻づまりは良くなっていた記憶があります。運動することによって、血流がよくなったからでしょうか。

以上、ためになるのかならないのか…私の昔話でした。

まとめ


医学的に考えると、プールの塩素は花粉症にはよくないという見方が(現時点では)多数ということがわかりましたので、症状のひどい方は無理に入る必要はないのではないでしょうか。ただし、症状が改善されるか試しに入ってみたいという方や、お子さんの花粉症の症状が軽くスイミングスクールに行かせたいという方は、体調の悪い時は避け、塩素と上手に付き合いながらの入水をおススメします。

プールのシーズンと言えば夏ですから、その頃には花粉を気にせず楽しく入りたいですね。

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