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お子さんの保育園入園が決まり、入園準備を頑張っているお父さん、お母さんお疲れ様です。予想以上に、準備しなくてはいけない物がありビックリされている方もいることでしょう。中には、お財布が小言を言って「予算外~!」とちょっとお困りの方もいるかもしれませんね。

そんな時、パッと頭に浮かぶのは100円均一。例えば、保育園で購入できる教材を、「ご家庭で用意しても構いませんよ。」と言われたら100円均一商品の中で使えそうなものは何かな?と検討しますよね。でも、子どもが使うものだし安い物でも大丈夫なのかしら…と悩んでいる方もいるはず。

今回は保育士経験のある私が、実際のお子さんたちの使用具合を交えながら、教材の「これは良し。」「これは考えて!」のアドバイスをいたします。どうぞ、参考になさってください。


お絵描き用品




まずはお絵描き用品から解説していきますね。

クレヨン「これは考えて!」


みなさんは100円均一のクレヨンを見たことがありますか?何色も揃っているうえに、パッケージだって可愛いんですよ!中には「小さい子どもが使うのだから、折ってしまうことを考えて100円均一の品で十分!」と思う方もいるかもしれませんね。

でも、このクレヨンに関しては使い勝手がどうしても“それなり”になってしまうので、100均のクレヨンはおすすめしません。

一番のネックなのは色が薄いこと。「強く描けばいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、周りのお友達がツラツラ~っと色鮮やかにクレヨンを滑らせているのに自分だけグリグリグリグリ押し付けて色をつけるようなお絵描き楽しくないですよね。

という私も、実は我が子に100円均一のクレヨンを買ってみたことがあります。1歳過ぎのお絵かきデビューの頃です。「あ、キレイな発色が期待できそう!改良されてきたかな~。」と。

でも、やはり小さな子どもには不向きでした。子どももすぐに飽きてしまい…失敗。クレヨンとの出会いを楽しいものにしてあげられなかった反省から、次はちょっと奮発したクレヨンを購入してみました。


筆圧の弱い子どもでも、キレイに色が出ます。我が子も気に入ってくれ、それからはお絵描きがしたいとアピールするようになりました。クレヨンの選び方によって、子どもの興味関心が変わってくるのだなと実感した出来事でした。ちょっと余談になってしまいましたね…。

他には、本数は一緒でも入っている色が違ったり、色の名前が違ったりすることもあり、お子さんを困らせてしまうかもしれません。“ピンク”が“ももいろ”の表示になっているとか、クレヨンの大きさに差があるとか、そのくらいの違いはお子さんが納得できるように、うまく先生がケアしてくれるはずです。

幼稚園や保育園で使われる王道と言えばこちらのクレヨン。


私が楽天市場で調べた値段は12色339円でした。100円均一の物と比べると約3倍のお値段ですね。

これを何年使うでしょう。例えば3年使ったら、年間100円多く出した計算になります。これで、お子さんがお絵描き大好きになってくれたら奮発した甲斐がありますよね。

クレヨンは100均で代用せず、教材のクレヨンを購入するか、同様のものをネットで割安で購入しましょう。

自由画帳「これは良し。」


自由画帳も100円均一の店内にいくつか種類が並んでいますよね。その中でも、厚手の紙の商品があり「これは100均でも良し」と思います。

自由画帳の表記でなく“スケッチブック”という商品名になっているものもあります。“水彩用”ではなく“クレヨン用”を選びましょう。

中にはペラペラ薄手の紙の自由画帳もありますが、保育園で使うものは厚手の紙です。お子さんが描きやすいように厚手を選んであげましょう。

また、とじてある方向が縦だったり横だったりの違いが出てしまうこともありますので、お子さんが納得した物を買うというのも大事なポイントかもしれません。

我が家では、子どものお絵かきタイムにダイソーのスケッチブックが活躍中です。保育園ではB4サイズの自由画帳の取り扱いが多いと思いますが、このダイソーのスケッチブックはB4よりも縦横が約1㎝小さく、B4の表記がありません。

保育園で「B4の自由画帳を持ってきてください。」と言われたらちょっと微妙なラインですね。でも、先生に相談して「大体同じ大きさならOK。」と言われれば問題ないでしょう。


粘土用品




お絵描きの次は粘土用品をご紹介します。

粘土「これは考えて!」


100円均一の粘土を保育園で使うのは「考えて!」を越して個人的には「やめて!」の部類です。なぜなら、粘土といっても種類も色々…粘土の質も色々だからです。

お友達と一緒に粘土遊びをする際に混ざってしまう可能性もありますし、保育園で同じものを購入したほうが良いでしょう。

保育園によっては、購入した粘土を一度に全部出さずに半分ほど粘土ケースに入れて使い、一定の期間が経ったら(粘土の具合をみて)残りの半分と交換して使うところもあります。教材の中でも粘土には手垢がつきやすかったり衛生面にも関わるので、選ぶ際は慎重に。

粘土板と粘土ヘラセット「これは良し。」


お店によって「プラスチックが多少薄い感じかな~?」という商品もありますが、「これは良し」の部類です。100均で買ったものでも、粘土遊びをしているお子さんが困っている場面をみたことがありません。

逆に、粘土板についている動物の型が周りのお友達と違ったり、ヘラ道具の種類も違ったりすることから「貸して~!」遊びが盛り上がる場合もあります。

ただし、粘土ヘラセットは種類が多く出回っていますので保育園で扱う粘土ヘラセットと大きな差がでないように気を付けましょう。

ほとんどの保育園は、このようなプラスチックのものを使用していると思います。一度、先生に見本を見せてもらうと参考になりますよ。


スモック「これは良し!」


最後は、スモックです。

スモックの100円均一での購入は「これは良し!」です。ただし、長袖がオススメです。それから、製作活動の時などに着ることが前提です。毎日、登園したら着用するような日常的なスモックとは別に考えてください。

「100円均一のスモックじゃ、ちょっと布が薄いんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、夏はこれがちょうどいいんです。長袖のスモックって結構お値段するんですよね。

本来なら「あ~、いっぱい汚してきて今日もダイナミックに製作活動を楽しんだのね。良かった良かった!」と思うと良いお母さんなのでしょうが、つい「あ~、こんなに汚してきて。買ったばかりなのに、来年も着られるかな…。」なんて気持ちがチラつくことも。

でも100円均一のスモックなら、買い替えの躊躇が半減されて、お子さんのダイナミックな汚れも「大いに結構♪もっと思いっきりやっていいよ!」なんて気持ちになるかもしれませんね。

それに、サイズアウトしそうになった時にも、「もう少しだけ、着ていて。」なんて渋らずにすぐに買い替えてあげられそうですよね。

まとめ


いかがでしたか?せっかく100円均一が繁栄した現代に生活しているのですから、活用できるものは取り入れてみるといいですね。ポイントは、お子さんの使用する姿を想像して選ぶこと、購入した後に「あ~、やっぱり保育園で購入すれば良かったな。」なんて後悔しない物を選ぶことです。

それから肝心なのは、お子さんの気持ち。小さくても、周りのお友達と持ち物が違うことは分かっています。多くのお子さんが、家庭で購入したものを使用していれば気にならないかもしれませんが、自分以外がみんな同じ教材を使っていたら気になりそうですよね。

購入する際に、お子さんに相談して一緒に決めると納得して使ってくれるかもしれませんね。お気に入りの教材をGETして、準備万端、楽しい保育園生活を迎えてください。

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