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甲状腺は、首の前面にある蝶々のような形をした器官で、ホルモンの分泌をする働きがあります。

体のエネルギーを生産したり、自律神経の調節をしたり、内臓の働きを調整したりと、身体中を調整する重要な場所です。

その場所の働きが衰えてしまう病気が、甲状腺機能低下症です。逆に、甲状腺機能が働きすぎて、暴走する甲状腺機能亢進症(主にバセドウ病)という病気もあります。

甲状腺機能低下症の主な症状は、肌荒れ、手足の冷え、便秘、むくみ、倦怠感、無気力、抑うつ、体重増加、食欲減退、眠気、など多岐にわたります。体への指令を出したり調節する能力が低下するので、体のあらゆるところに支障をきたすのです。

最近では、カナダで甲状腺機能にはココナッツオイルが効くといわれ始め、日本でも広まりつつあります。では、どうしてココナッツオイルが甲状腺機能低下症に効くのでしょうか。

便秘、肌荒れを改善する

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上記にも書いた甲状腺機能低下症の代表的な症状として、便秘、肌荒れがあります。これらの症状は2つとも、体に溜まった老廃物が外に出られないことで起こる症状です。

ココナッツオイルは、小腸に浸透して、食品添加物などの化学物質や汚れを流す働きがあります。ココナッツオイルによって老廃物は外に流れやすくなり、結果、肌荒れと便秘は解消されるのです。

 

免疫力を高める

良質なココナッツオイルは、半分以上がラウリン酸という物質で出来ています。このラウリン酸は、ニキビの元であるアクネ菌や、その他の様々な体に害を及ぼす菌に対して、抗菌作用を持っています。そのことによって、体から悪い菌がいなくなり、免疫力もアップするのです。

 

コレステロール値を下げる

一般的な脂質は、コレステロール値を上げて中性脂肪を増加させます。中性脂肪が増えることで、悪玉コレステロールも増えやすくなります。

それに比べてココナッツオイルは、飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸で出来ているため、善玉コレステロールは上がりますが、悪玉コレステロールは下がります。

また、消化吸収速度は、他の植物油と比べても4倍の速度です。ココナッツオイルは、速やかに体内で分解され、エネルギーに変化します。そのため、体の中に脂肪が蓄えられることも少なく、甲状腺機能低下症の症状である、食欲は減退しているのに、脂肪が蓄えられて肥満になるという症状にも効果があるのです。

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甲状腺を攻撃しない中鎖脂肪酸

一般的な植物性油は、代謝を下がりやすく、甲状腺を強く攻撃して、甲状腺機能を低下させます。植物油のほとんどが、飽和脂肪酸で出来ているためです。

しかしココナッツオイルは、飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸で出来ているので、甲状腺を強く攻撃する恐れはないのです。

ある実験では、甲状腺機能に問題がある方に2週間ココナッツオイルを摂取してもらったところ、75パーセントが改善したと言われています。

また、ラットで実験した研究者がおり、ココナッツオイルを打ったラットは脂肪肝になって肝臓をダメにしたと発表した研究者がいましたが、後にこれは、水素化された95パーセントが長鎖脂肪酸のオイルを使用していたことがわかりました。ココナッツオイルの効能を調べる実験だったのですが、結果的には、ヴァージンココナッツオイルとココナッツオイルの違いを証明してしまう実験になりました。

 

まとめ

このように甲状腺機能低下症には効能があるとわかったココナッツオイルですが、何事も摂りすぎ、やり過ぎには注意が必要です。

良質なヴァージンココナッツオイルを上手に生活に取り入れて体質改善をしましょう。

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