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冬はインフルエンザの流行する季節です。
保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校と集団生活では、感染が広がりやすい状況にあると同時に感染対策は地域への感染拡大を防ぐために大切ですので、感染予防対策は徹底しましょう。
それでもやはり、集団生活では病気は流行してしまいがちです。そうなった場合に学級閉鎖という言葉を耳にしたことがあると思います。
目次
学級閉鎖とはなんでしょう?
学校で感染症によって児童生徒の欠席が一定数を超えた場合に学級単位で休みになることを学級閉鎖といいます。
欠席数の全国共通の基準は無く、自治体などでも違うらしいですが、全国で多いのがクラスの人数の20%がインフルエンザに感染した場合だそうです。なので30人クラスの場合は6人欠席が出れば学級閉鎖になりますね。
学校が休みになると元気なお子さんはつい外に遊びに出たくなりますが、学級閉鎖の目的はインフルエンザに感染していて、潜伏期のために症状がまだ出ていない子供と、感染していない子供との接触をさけ、感染拡大を防ぐこと。学級閉鎖になった場合は元気でも外出は避け、家でのんびりとすごすようにしましょう。
習い事は一体どうなるのか判断がむずかしいところですが、塾などは先生などに確認をとるのが一番です。発症がないからといっても潜伏している可能性は十分にあるので、自己判断でつれていかないように気を付けましょう。
出席停止について
発症した後5日間を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまで出席停止の期間とします。
インフルエンザにかかったら欠席扱いではなく出席停止なので、周りの人にうつさないように安静にし十分に療養しましょう。
インフルエンザと潜伏期間
インフルエンザとはインフルエンザウイルスを病原体とする呼吸器感染症です。
毎年世界中で流行がみられているもので、11月から12月頃に流行がはじまり、1月~3月にピークを迎えます。高齢者の超過死亡やインフルエンザ脳症に代表される乳幼児における合併症がみられています。
感染から発症までの潜伏期間は2日前後で、場合によっては1週間ほど潜伏します。
小児の場合、急に走り出したり、部屋からとびだしたり、うろうろしたりと日頃と違う異常な行動をとることがあるようなので、自宅療養の場合は解熱するまではとくにお子様がひとりきりにならないように配慮するようにしてください。
インフルエンザの症状は高熱や関節痛、頭痛全身倦怠感、食欲不振などの全身症状からはじまり、咳やのどの痛み鼻水などの呼吸器症状がみられるようです。しかし、予防接種の効果などによって高熱が出ない場合もあるようなので、いつもと体調が違う場合はマスクで感染予防をしておくといいと思います。
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感染経路
インフルエンザの感染経路の多くは飛沫感染ですが、接触感染や空気感染もあるので広範囲に一気に大流行します。呼吸器だけでなく目などの粘膜からもウイルスは侵入する可能性があるようです。
咳やくしゃみが出そうなときはハンカチでおさえるなどして、できるだけウイルスを飛ばさないように注意しましょう。また、感染した人が咳を手でおさえたり鼻水を触った手でドアをさわったりすると、他の人が触れてその手で鼻や口を触ると接触感染になってしまいます。手洗いは徹底しましょう。
感染を予防するために
インフルエンザ感染を予防するために、以下のことを心がけましょう。
まずは基本の手洗いうがい
季節を問わず帰宅後の毎日の習慣にしましょう。
咳エチケット
せきやくしゃみの症状がある場合は周りの人にうつさないようにマスクをしましょう。
とっさにでる場合はハンカチなどでおさえるようにしましょう。
湿度の管理と部屋の換気
空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下し、菌をもらいやすくなるので、乾燥しやすい室内では50~60%くらいに湿度を保ちましょう。
加湿器や洗濯物を室内に干す方法があります。また適度に換気をしましょう。
規則正しい生活・十分な休養・バランスのとれた栄養
体の抵抗力が低い時ほど病気になりがちです。抵抗力を高めるために日頃から気をつけましょう。
人混みは避ける
インフルエンザが流行している時は、人ごみへの不必要な外出は控えるようにしましょう。
家族がインフルエンザに感染してしまったら…
寂しいですが、感染リスクを減らしほかの家族を守るためなので、なるべく別の部屋で過ごし、タオルや食器も分け感染を防ぎましょう。またマスクをして過ごすようにしましょう。
お子さんがインフルエンザにかかってしまって看病している際、自分もインフルエンザ潜伏している可能性があるので、仕事や外出のときはマスクや手洗いを徹底しておきましょう。
最後に
病原体は目に見えません。流行時期にかかわらず日頃から手洗い・うがいは徹底し、規則正しい生活を心がけましょう。
規則正しい生活を続けていけば抵抗力は高まります。元気にすごすために早寝早起き、好き嫌いをなくしバランスよく食事をする、適度な運動をするなど、自分自身でできることから予防をはじめて健康な体を手に入れていきましょう。
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