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冬のこの時期に親として心配になるのは、インフルエンザで学級閉鎖になるかどうかということ。我が子はインフルエンザにまだかかってないけど、子どもの友達はたくさん学校を休んでいる、なんてことは往々にしてありますよね。


そもそも学級閉鎖の基準ってどうなんだろうと思われたことはありませんか?今回は、学級閉鎖の基準の基礎知識をご紹介してまいります。


学級閉鎖に全国共通の基準はあるの?

学校内の児童や教職員の健康等における法律があります。臨時休業の決定という事で、学校の設置者、すなわち校長が決定することとされています。(学校保健安全法第20条)


各学校にて学校医と相談の上、校長の采配ということになりますから、学校によって基準が違うということが言えます。


ここで問題となるのが、授業日数です。土曜日が休みとなっているので、それでなくとも授業日数が少なくなっているのが現状です。学力低下が取り立たされている今日では、授業日数について厳しいようですよ。なので、インフルエンザでの臨時休業を短くするとか、春休みに補足の授業をするとか、学校側も大変な判断をすることとなります。


また、自治体の方で学級閉鎖の基準を決めているところが多いようです。ですがこちらも、各都道府県の自治体によって違いがあり、一概には言えません。確固とした法的な決まりがないのは、曖昧さが見え隠れするところです。結論からすると基準はないと言わざるを得ません。


学級閉鎖の人数に基準はあるの?

では、教室内で何人の生徒が休めば学級閉鎖になるのでしょうか。こちらもまた具体的な数字は法律的に決められていません。学校側とすれば、文科省において具体的な確固たる基準を設ける方が楽ですよね。


調べている上で気付くことがあります。学校でのさまざまな法律はありますが、抽象的な言い回しで結局当てはまる範囲を広くした文言になっているということです。これはあくまでも個人的な見解です。


目安とされる欠席した生徒数は、クラスの20%以上とされています。昔は1クラス40人以上だったので、10人くらい休んで学級閉鎖でした。今は1クラス大体平均して30人くらいなので、6人以上で学級閉鎖となります。地方によっては1クラス10人以下ということころもありますから、人数はまちまちです。


子どもにとっては休みになることが嬉しいんですよね。外に出れないのが難点なので、そこを我慢しなければなりませんが。


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学級閉鎖の期間に基準はあるの?

インフルエンザの潜伏期間は3日間とされています。大体学級閉鎖と判断された場合、その期間は2~5日間が多いようです。土日がかかってしまった場合、1週間の学級閉鎖となることもあり得ます。


法的には、インフルエンザの出席停止期間の基準として、「発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日を経過するまで」とされています。学級閉鎖の目的を考えれば、感染症の予防というのが最大の目的と言えます。子どもたちの健康を維持することが一番大切ですよね。


人数や期間やそもそもの学級閉鎖にする、しないという判断によっては、親御さんからの苦情が出たりすることもあります。中々と学校側も大変ですよね。相互理解が必要ではないでしょうか。


学級閉鎖での過ごし方は?

ここまでで学級閉鎖の基準に関して、ご理解頂けたのではないでしょうか。では、学級閉鎖になった時の過ごし方は、どうすれば良いのでしょう。その点をピックアップしてお届けしますね。


基本的には学級閉鎖となった時点で外出は禁止です。ですが、ほとんどの子どもは元気一杯でお休みとなります。ここが元気な子供たちにとっては酷な状態になる訳です。塾やお稽古事はどうするのか、など今度は親御さんの判断が難しい所ですね。トラブルの原因になっても煩わしいばかりです。


子どもには何故学級閉鎖なのかを教える必要があります。先ほども書きましたが、学級閉鎖は感染症を予防するためのもの、外に出ないことで病気の拡大を防ぐためのものなんだと分かりやすく話しましょう。そうすることで基本外出は禁止という意味が理解出来るのではないでしょうか。


2、3日ですとまだ良いのですが、5日くらいが学級閉鎖である、土日がかかってしまった、というと中々と元気な子どもを家の中ばかりという訳にも行きませんよね。本当に親御さんの悩むところです。諸事情を踏まえて、ご家庭で旅行などの予定があった場合は、周囲に配慮しながら決行しても良いのではないでしょうか。


学級閉鎖の基準に関するまとめ

いかがでしたでしょうか。案外と学級閉鎖の基準というのは決まっていないんですね。各々の判断に委ねている感があり、スッキリしない部分は否めません。


ですが、学校側も親御さん側も大変であることは確かで、何とかトラブルだけは避けていきたいですよね。なので、先ずは子どもの健康に趣を置いて、そこを基準に判断するということが良いのではないでしょうか。


皆さまはどのように考えられますか?

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